もうろうとしたキス
「 ね?可愛い寝顔やろ? 」
雲ひとつない清々しい朝。
牡丹と金蘭は早く起きてしまったので、一緒に良太の寝顔を見に来たのだ。
「 確かに可愛いわね。起きたらキスしてくれるのかしら? 」
「 どうやろ?言ったら寝ぼけてしてくれるやろ! 」
2人は寝顔でなく、キス目的で良太の部屋に来ていた。正直過ぎる2人の目的を知らずに良太は夢を見ていた。
眩しい世界。
牡丹と金蘭がこっちに向かって走ってくる。
( 夢が変わった・・・2人共すごい勢いだな・・・ )
「「 良太!起きたらキスして! 」」
( 困ったな・・・2人にキスか・・・ )
夢の世界は眩しく、暖かい。
「 うーん・・・2人ともおはよう。 」
良太は目を覚ました。2人の顔が近い。
寝ぼけている良太は夢の中の約束を果たそうと
「 どっちからキスするんだ? 」
牡丹と金蘭はお互いを見た後に無言でジャンケンをした。勝ったのは金蘭だ。
「 わ、私から・・・お願いします・・・ 」
金蘭は目をギュッと閉じて、待っている。
良太は体を起こしながら、金蘭を抱き寄せキスをした。体を離すと金蘭は顔を赤くしながら走ってリビングに逃げていった。
「 牡丹もだな・・・金蘭と同じでいいよな。 」
良太は牡丹を抱き寄せ、音が聞こえる金蘭と交わした、大人のキスをした。
「 りょうたぁ♡朝からこんな・・・♡ 」
キスが終わると牡丹はトロンとした眼をして、フラフラしながらリビングに行った。
( 同じって言うから軽いと思ったのに・・・こっちだったんや♡ )
良太は部屋着を持って、お風呂へ向かった。
昨晩は色々あって、体を洗っていなかったからだ。牡丹と金蘭はリビングで自分の唇をつついたり、感想を言い合ったりしていた。
庭から、覗かれているのも知らずに。
( キスまで・・・**もお願いしてみよ! )
お風呂場へ回り込み、窓を叩いた。
良太は寝るのが少し遅かったのもあって、まだ
寝ぼけていた。寝ぼけながらシャワーを捻り体を流している。
コンコン
「 はーい。どなた様ですか〜? 」
お風呂の窓を開け、ノックの主を見た。
黄色のくせっ毛でショートヘアの女の子がそこにいた。
「 えっと・・・キス、して下さい・・・ 」
女の子は良太を見つめながらそう言うと、体を伸ばしてきた。
寝ぼけた良太は何も言わずに、窓の外の女の子の唇に自分の唇を重ねた。
「 ありがとう良太さん♡また夜に来ますね♡ ちゃんと覗きますからね♡ 」
そう言うと去って行った。良太は窓を閉め、体を洗いながら、
( 3人とキスしたなー。え?3人・・・牡丹と金蘭と後1人は・・・夜に来て覗く・・・? )
意識がハッキリとしていき、全てが繋がった。
「 そうか!!あの子が荷物とパンツの!! 」
良太は大きな声で叫ぶとササッと体を洗いお風呂から出た。牡丹と金蘭は聞こえていなかったようで、まだ感想を言っていた。
投稿ミスで再投稿です。
お楽しみください┏●




