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終わって始めた花畑  作者: SHELLY・BOSS
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新しい形を実現した

「 疲れた〜牡丹、金蘭。お疲れ様〜 」


良太はソファーに座り、リビングを見渡した。

4人座れる食卓に白い食器が入ったガラス張りの

食器棚。いたるところに配置された装飾の花や

置物。金蘭が持ってきた物で生活感が出てリビングらしい風景になっていた。


「 お疲れ様良太。これはサービスよ♡ 」


金蘭は良太を正面から抱き締めた。

当たってもいいのか分からない、柔らかく暖かいものが良太の顔に押し付けられている。


「 あれ?牡丹、焦らないのね? 」


牡丹は気にしてない様子で良太を見詰めていた。少し赤い顔で・・・


「 アタシは・・・き、キスしてもらったから♡ 」


そう言うと顔を手で隠して、黙ってしまった。


「 ねぇ・・・良太。キスってどうゆう事かしら? 同棲初日にもう、手を出したの? 」


背中に回した手を首の後ろに持っていき、良太の目を見つめながら金蘭は聞いた。


「 いや〜どうやら寝ぼけてキスしたみたいで・・・金蘭さん?顔が近くて怖いんですけっ、むうっ!! 」


金蘭は良太の言葉を遮りキスをした。

たまに音が聞こえる大人のキスだった。


「 これで同じね♡家族なんだから、平等にね? 私はこれくらい朝飯前よ♡ 」


良太から離れて牡丹を見ながら、金蘭は唇を舐めながら煽っていた。


「 なっ!・・・アタシだって、良太!キスして! 良太からアタシにキスしてぇな! 」


牡丹は良太に近づきながら、大きな声で言ったが良太はボーッとしていた。


( なんで俺キスされたんだ・・・牡丹にはキスをせがまれて・・・モテ期か! )


良太は立ち上がり、牡丹を抱き締めるとブチューッと聞こえそうなキスをした。

金蘭は驚きながらも2人のキスを見ていた。

2人は離れると、牡丹は満足そうに。

良太は階段を1段登ってやったぞ!とゆうような

顔をしていた。


「 これでいいか2人とも?俺は嬉しかったけど 2人はどうだった? 」


完全に調子に乗っていた良太であった。


「 アタシも嬉しかった♡またしてなりょうた」


「 私も良かったよ♡次は良太からしてもらう」


3人はクスッと笑い合い不思議な家族の形が出来た。モテなかった青年がある日、シェアハウスを提案され2人の可愛い女の子と暮らすことに。


自分の事を好きな女の子とシェアハウス。

キスまで交わしたが、女の子達は嫉妬もない。

大切な人と暮らす新たな恋の形。

三角関係や喧嘩もない。

幸せが溢れる生活へと足を踏み出すのだった。


( 2人とキスまでして・・・良太さんは**の大切な人なのに・・・このままじゃダメなのかなぁ・・・ 待っててね良太さん♡スグに**も入るよ。 )


3人は気づかない。

黄色の髪を雨で濡らし、愛おしそうに良太を見つめる影を・・・

次話はお昼頃になります。


不穏な影の構想は出来ています。

いつ登場させるかワクワクしながら物語を進めて行きます。


今話で新しい恋の形を文字として表現する事が出来ました。

決して優劣の無い、家族のような関係。

これが筆者の望むことです。


ではでは、また次話をお楽しみ下さい┏●

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