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不思議な伝説ポロポロの木  作者: 森禮(モレ)
9/33

謎の先達者

野原を進むと花畑もなくなり

やがて草原になりました




遠くから獣の群れがこちらに向かってきます



その先頭を走る獣が必死の形相で

岩山の穴に逃げ込みます



後続集団のタヌキの群れがやがてやってきました




タヌキA

いねえよ どこいった あの野郎



タヌキB

すっかりだまされちまったな、、、



タヌキC

すいません そこのウサギの皆さん

この辺にムジナが来なかったかい?



チップが岩山を指さそうとした瞬間

オルーガが軽く頭を小突きました




オルーガ

いやいや タヌキの皆さん 私達はそんなものみてませんよ、、、どうされましたか?



タヌキC

実は我々の村に ムジナが紛れ込んで

まぁそれは良いんですが

冬用の食べ物やらなんやら

勝手に食いあさってしまい


タヌキA

よかねえよ みつけたら

毛皮剥ぎ取って 海水にいれてやる




オルーガ

そうですか、、でも私達はみていませんね

なぁ


ラッタ

う、、うん おいらなんも見てないよ



タヌキC

わかりました もし見つける事があれば

是非 タヌキ村まで連絡ください

お礼はします



オルーガ

少しお尋ねしますが

あなた達 ポロポロの木ってご存知ですか?




タヌキB

いや しらないなぁ なあ?

タヌキ達はみなうなずく


オルーガ

ありがとう



タヌキ達は一礼をすると

立ち去って行きました





ムジナはあたりが静かになったのをみはからい出てきます



ムジナ

イヤーイヤー まいったまいった あはは

助かったよ ありがとう君達 わははは



チップ

オルーガなんでこんな泥棒助けんだよ



オルーガ

やれやれ 本当に疲れる

ラッタ 教えてやれ



ラッタはしばらく考えています





ラッタ

あのムジナが おいら達が探してるムジナ?



オルーガ

いいかチップ よく聞け

正義なんかじゃねえ

利用価値だ!

情報だ!




感の悪いチップもようやく意味が把握できたようで またうつむいています




オルーガ

タヌキ達がポロポロの木の在り処しってんなら ムジナを売ってるさ





ムジナ

おやおや 皆様 ポロポロの木をお探しで



ラッタ

しってるのかい?



ムジナ

わたしはポロポロの木の場所を知っております 助けてもらったお礼にご案内いたしましょう



チップとラッタは手を合わせ喜びます



ムジナの後を全員は続きます






謎の先導者の後を、、、

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