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常識の向こう側
ウサギ達は歩き続けました
何日もただひたすら 木々の闇を抜けて
少ない食事と月明かりで身体を休め
木々や動物達も次第にあきて
興味をしめさなくなりました
まるで 無関心
たとえ ウサギ達が病気になろうが
死ぬ事になっても
僕たち私達
かんけーありませーーん!
ƪ(˘⌣˘)ʃ
つかれはてた ウサギ達に一筋の光が
暗闇の木々のアーチの向こうに
光が
ラッタ
出口だよ!!
チップは安堵のため息を深くつきました
オルーガは鼻で笑います
出口じゃねえよ
入り口だろ!
非情にもオルーガの皮肉に
誰も文句を言えませんでした




