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不思議な伝説ポロポロの木  作者: 森禮(モレ)
30/33

ムジナな大逃走劇

ここで話しは ウサギたちが崖から落ちた


折れないココロ編へ巻き戻るのであります







のちにチップに無理矢理書かせた自叙伝


ムジナ流 一世一代の大逃走劇の巻から





尾行に疲れたのか

狼は突然に後ろから現れました


先頭を歩くチップとラッタは狼には気づいていません




オルーガ

そろそろやるか


マーサ

さっムジナさんどうぞ



ムジナ

うむ 吾輩の経験から崖下の茂みは安全なのだ




チップとラッタは冗談とも思える

ムジナの飛び降りろの発言に

ただ困惑するのみです



しかし


ムジナはチップとラッタ

そしてマーサを崖からつきとばします



一瞬にして姿をくらました3匹

ムジナはおかしげなマントを羽織り

狼に立ちはだかります



ムジナ

ふふふっここであったが百年目

貴様の運も尽き果てたようだな



この前会ったろ




ムジナ

口答えは無用

吾輩から逃げ果せると思うな



カッキーン

ムジナはスーパーヒーロー、、、

(風です)byチップ



逃げるのはお前だろ?



ムジナ

ついに奥義を解禁する時がきたようだな

吾輩はあまりの恐ろしさに

この流儀を封印してきたが

この技を味わえる事をありがたく思え

それと あと 、、etc、、、


長えよ



オルーガはムジナからわざとらしく渡された

葉っぱをくわえ飛び立ちます



あれか?

まてっ


狼がオルーガを追いはじめますが


ムジナ

安心したまえ狼くん

本物のポロポロの地図はこれだ



ムジナが葉っぱを見せます




くそ わけわかんねぇ

どれだ

とりあえずそれよこせ



狼はムジナに飛びかかります






喰らえムジナ殺法

ラベンダーの誘惑



ムジナは四つん這いで尻を見せると

とびっきりの屁をかましました



くせ 臭え なに食ったらこんなんなるんだよ

目も染みる



狼がなんとか目をあけた頃には


岩山をスタコラサッサと飛び乗ってるムジナです



てめえ 足が違うんだよ



狼は後ろ足を蹴ると 勢い良く飛び出します



その速さは歴然で

高性能ジープと

ぶっ壊れた荷車ぐらいの差はあります



狼がヒョイヒョイ岩山を登りますが


なんとか先にムジナが岩山の上に登りました


岩山の上で両手を腰に当て

ムジナは狼を見下ろします



ムジナ

はっはっはー 狼くん 次の攻撃だ

ムジナ殺法

五月雨の放課後



ムジナは一生懸命ツバをはきます



臭え 本当に臭え なんでこんな臭えんだよ


狼は臭い液体でまた目をあけられなくなりました



なんとか狼が岩山の頂上に登る頃には

その先の大草原にムジナは仰向けになっています



ムジナ

狼くん 吾輩の格闘人生もこれまで

吾輩も殺戮で生きた男


なにが格闘人生だ

ただのインチキ野郎だろ


ムジナ

さぁ 一思いにやれ

ポロポロの木の秘密はこの手にある


ムジナは一枚の葉っぱを高らかにあげた


よしよし 聞き分けがよいな

それさえあれば 命ぐらいは助けてやるよ



狼はゆっくりとムジナに近寄ります



おっとなんか怪しいぞ


ムジナ

今度の今度に限り、、

なにもない


狼は慎重にムジナに近づき目の前まで迫った



じゃあ 遠慮なくいかせてもらうぜ


狼がさらに慎重を期すため

かなりの大ジャンプでムジナの頭上から攻撃をしかけた



ムジナ殺法コンビネーション


その1

ラベンダーの誘惑


ムジナが狼に向かい屁を一発かますと

目が見えなくなった狼がそのまま落下


ムジナはひらりと身をかわし

狼は地面に直撃


その衝撃で枝に乗せてあった草だけの地面が割れ

もともとあった穴に狼は真っ逆さまに落ちます



ムジナ殺法コンビネーション

その2

深き愛の底



てめえ



狼は落とし穴の底で

土やら草を払う間も無く

次の攻撃を喰らいます



ムジナ殺法コンビネーション

その3

五月雨の放課後



ここぞとばかりにムジナはツバの嵐を穴に吐きかけます


ムジナ

バーカバーカ 狼バーカ



臭え 臭え

臭すぎる、、



ムジナ

かわいそうな狼よ

せめてこの地図はくれてやるぞ


ムジナは穴に向かって葉っぱをなげいれます


なんの変哲も無いただの葉っぱです



では また会おう

さらばだ!


優雅に立ち去ろうとしたムジナですが


穴の底で苦しんでいる狼をしばらく見下ろします



ムジナ

我が生涯に一変の悔いなしーーー!!


決まった、、

もう一回やろ


我が生涯に一変の悔いなしーーーー!!


その後ムジナはしつこくなんども

高らかにラオウをやり遂げました

そしてだんだん飽きてきたのです



ムジナ

えっと、、後は

もう一つ 最終奥義


勝者の憂鬱


あぁ吾輩は強すぎる 強すぎるゆえに

さみしい 敵がいないのだ





ムジナは昼寝を決め込みます



そして

チェンジオブ 夜景

フクロウの夜を告げる声



ムジナ

ああ よく寝た

あれ?



馬鹿な嫌がらせをしている間に狼は穴から這い上がっています




ムジナ

ははっ冗談ですよ 冗談

旦那


本物地図はここにですね、、


、、、、、



ムジナ

えーと、あの うーんと


よしムジナ流 最終奥義

大地讃頌


ムジナは力一杯土下座をします


、、、、



ムジナ

さて と

ムジナ流

さよならは別れの言葉じゃなくて


最低のムジナは糞をたれました


ムジナ

か い か ん ♡


ムジナは先ほどの走りが嘘のように

物凄い速さで逃げていきます



くせぇ

生きてきた中で最高に臭え

まてー この野郎!

あっ踏んづけた 足クセェ


まてまて このインチキ野郎ーーー



ムジナの人生そのものが

大逃走劇なのでありましたbyチップ

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