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不思議な伝説ポロポロの木  作者: 森禮(モレ)
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旅立ち

ラッタ達の住むポロポロの森には伝説があります


ポロポロの神様が宿る木が世界のどこかにあり


その木に出会えれば 全ての願いがかなうと


しかし、、、


条件があります


ポロポロ木は

願いと引き換えに命を要求するという





ラッタはひどくチップに怒られています





チップ

君は馬鹿か?

ママの身体わかってるよね?

そんなおかしげな噂で 病気のママをつれてくのかい?

君は馬鹿なのか?




ラッタは何度も何度も馬鹿と言われました




チップ

このインチキミミズクの話の

何を信用しようというんだ



ミミズクのオルーガは

我関せずで2匹を高いところから見ています



ラッタ

にいちゃん おかあちゃん死んじゃうから

だから 行かないと 木に



2匹の話はエンドレスなのです




母ウサギマーサの身体を一番に心配する

チップ


母ウサギがいずれ死んでしまう事を避ける為 危険な冒険に連れ出そうとするラッタ





その膠着状態を破ったのは

病気のお母さんウサギ マーサでした



マーサ

いきましょう!!


マーサは優しく強く微笑みました



チップ

な! なんで!



マーサ

チップよ

伝説じゃない

嘘でも噂でもない

弟を ラッタを信じなさい !!





しばらくの沈黙




オルーガ

とんだ嫌われもんだな 俺は

お前達 もし行くなら明日迎えにくる

森のはじの野原までなら

案内してやるよ



オルーガは無表情で飛び去りました



ウサギ達には森の端までも大冒険で

その先なんて死ににいくほどの覚悟なのです




翌朝




寝ぼけたラッタを起こすのはチップでした




チップ

ラッタ行くぞ



ラッタ

? にいちゃん メシ?



チップ

馬鹿 旅にだよ

ママは僕がおぶる

必ずいくぞ ポロポロの木へ



ラッタはゴシゴシと目をこすり

うなずきました

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