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不思議な伝説ポロポロの木  作者: 森禮(モレ)
25/33

山の護り神

チップが目を覚ますと

そこは深い深い闇


少しづつ視界が闇に慣れてくると

漆黒の木々が見えてきます



チップ

ここどこ、、、天国



威厳のある推敲な声が

ヤマノナカ

と言います



その声の主を見てラッタは身動きがとれない恐怖におそわれます



巨体な狼


シルバーの毛並みを月夜に照らし

赤い目でチップを見下ろしています



チップ

あぁ、、



チップはガタガタと震え 後ずさりしますが

思うように身体が動きません






シルバーの狼

安心しろ 食いわせん



シルバーの狼は山の硬い野菜を噛み砕き

チップの足下に放った


シルバーの狼

食え もう一匹にも食わせてやれ



チップが横をみると

ラッタが倒れています




チップ

あなたは、、、



シルバーの狼

この山に住む狼の一族

わたしはアルファだ



チップ

ぼ、ぼくは、チップです うさぎです



アルファ

君達が我々の縄張りに入ってから

少し尾行させてもらった

聞きたい事があってな



ラッタ

にいちゃん 待ってよ、、


ラッタは目をさますと

しばらく放心状態が続いていました

夢うつつって感じです


寝ぼけ眼で

狼を見たラッタはウンウンとうなづきます



ラッタ

なるほどなるほど

にいちゃん ここは地獄だな

もう一回寝て 現実に戻るぞ

Zzz(( _ _ ))..zzzZZ


アルファ


チップ

おい ここは現実だよ


ラッタ

Zzん(´-`).。oOだって巨大な狼がいるぞ

おいら達これから生贄の儀式になるんだろ

変な台にのせられて

言っとくがおいら不味いぞ



アルファは苦笑いをした


アルファ

君達は少々勘違いしているな

我ら一族は小動物は狩らない

巨大な獣のみだ



うさぎの兄弟は安堵のため息と共に

腹をぐーぐー鳴らした



一匹 また巨大な白い狼が

器に入った水をくわえ 二匹の足下に置いた



アルファ

わたしの妻 ベータだ



ベータ

さぁ食べなさい うさぎの兄弟よ



安心したのか二匹は貪るように食事をとります



アルファ

それで、、、君達は見たのか?

ポロポロの木が目覚めるのを?



二匹は

へっ?

とした顔でお互いを見つめました

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