表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議な伝説ポロポロの木  作者: 森禮(モレ)
20/33

折れないココロ

旅の決意と方法を知ったうさぎの兄弟は

その後 学びながらも道を進めました


地獄でも折れない心

天国でも油断しない心


いくつかの砂漠と森 出会いを超えて

うさぎの一団は崖にたどり着きました


下からは突風が吹き

うさぎの毛を風と恐怖で逆撫でます



チップ

どう攻略するんだムジナ


ラッタ

おいらなんでもするぞ



ムジナ

、、、よし飛び降りろ




うさぎの兄弟は笑いました



ラッタ

師匠 それはまたまた


ラッタは笑いながらムジナの背中を叩きます



ムジナがオルーガにコソコソと耳打ちをします

オルーガはコクリとうなずきました



オルーガ

だな



オルーガの鬼気迫る表情に

うさぎの兄弟は表情が固まります




チップ

まさか、、、



ラッタ

え! えーー




うさぎの兄弟の体に衝撃が走ると

気がつくと 落下

うさぎの兄弟に続きお母さんうさぎのマーサ

も崖から突き落とされます


落ちながら見上げる視線には

なにやら狼と談笑するムジナの姿が




オルーガ

下に厚い茂みがある

そこに飛び込めーーーー!

背中からだぞ


なんとか聞こえた声


必死に空中で激声を飛ばす オルーガの声だけを

信じてあっと言う間に 茂みの中へ落ちていきます






どれだけ時間が過ぎたでしょうか、、、



チップはゆっくりと身体を起こします


となりにいるラッタを叫んで叩きます


ラッタも気絶していただけか

すぐに目を覚ましました


茂みの枝や葉がかなりのクッションになって

うさぎ達は軽い切り傷だけで ほぼ無傷でした



チップ

はかったな あのムジナ

仲間だと信じてたのに!!


チップはくそと言わんばかりに地面を叩きます


ラッタ

師匠笑ってたね 狼と、、、



チップはすぐに気づき辺りを見回します



チップ

ママ、、 ママは⁉︎



二匹の近くで物音がしました



茂みからそっとのぞくと

そこには、、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ