神秘の木ポロポロ
ムジナ
ポロポロの木は一発でわかったよ
まるで違う 生命そのものだ 宇宙だ
突然のスコールがあがると辺りは真っ暗闇になった
落雷が一つ
そして木は目を覚ました
圧倒的な光とともに
でも 話をきいて我々は落胆したよ、、、
ポロポロの木の願いの条件
1 願い者の命を差し出す事
2 願いは一つだけ
3 その後いつ目覚めるかはわからない
すぐにか 何百年後か、、、
ポロポロの木は我々に選択を迫った
吾輩はいい ただの欲望だからな
しかし
目の前の仔馬の命か
森を守るかを
彼等は決めなければならなかった
白馬が言った 重い口を開いて
お願い仔馬を助けてほしい
お願い お願い この罪深いわたしを許して欲しいって
でもな、、いくらなんでも 森そのものだろ
仔馬1匹と へたすりゃ おまえ達の森の何百 何千の生命だぞ、、、
モーレはルーラを押しのけ 物凄い厳しい目で睨みつけた
ルーラはその迫力に動けなかったよ
モーレはポロポロの木の前に立った
モーレは言った
願い者はわたしだ
わたしの命を差し出す
と
ルーラはそのまま崩れ落ちた
でもな吾輩もルーラも目を耳を疑ったよ
モーレの願いを聞いた時
モーレの願いは
仔馬の病気を治し元気にしてくれ
だった、、、




