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不思議な伝説ポロポロの木  作者: 森禮(モレ)
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運命の伏線

ムジナ

あれは数年前の事

吾輩がいつものように旅をしていると

狼の群れに襲われている

白馬と仔馬がいたんだ


そう、、さっきのルーラと子供だ


白馬は1匹なら逃げられたのかもしれないが

病気の仔馬を抱えては それは無理


絶対絶命ってやつだな


吾輩は茂みから事の成り行きを見ていた



すると そこに1匹のウサギが現れた

そう君らの父 モーレだ



モーレは白馬に耳打ちをすると


狼の前に立ち あの手この手で挑発をした



怒った狼の群れがモーレに襲いかかったのだ



モーレの合図とともに白馬は仔馬をつれ

茂みに走らせた

さっき君らが逃げた作戦はモーレが考えたルートだ


一方モーレは白馬と逆方向に走る

ウサギのジャンプ力でヒラリヒラリと

攻撃を交わしていたが

ついにモーレは岩山付近に追い詰められた


だが 突然 モーレは消えた





狼達は辺りをしばらく探していたが

結局見つける事も出来ず

あきらめてその場を去った





吾輩は不思議と思い 岩山までいってみると


なんと岩山の穴倉から モーレは出てきた


さっき吾輩が逃げた穴倉だ




モーレは笑いながら 吾輩に大丈夫かと

話しかけてきた


なんか凄いやつだな、、、と

吾輩はモーレについて行く事にした



しばらく歩くとこの林道でルーラ達と合流した



ルーラとモーレの旅の目的は同じであった


ルーラは不治の病で死にかけている仔馬を治す為

モーレは森を救う為

ポロポロの木を探していた



吾輩もあわよくば お宝にありつけそうな話しだったんで


彼達とポロポロの木を探す旅の一団に入ったのだ


話が長くなるので道中は端折るが


あちらこちらで命が危険になるほどの

トラブルやら食糧難を乗り越えた

モーレの発想力と

白馬の機動力

吾輩の悪知恵だな


そして旅先の出会いと少ない情報を頼りに我々はついにポロポロの木に辿りついたのだ、、、

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