プロローグ2
設定が甘いと思うが
難しいですねw
「では、いってくる」
「父上お気をつけて!」
馬にまたがり戦争に向かう父親を見送るダイス。
「うむ、帰ってきたらお前も一人前だからこの領地をよりよいものにするため手伝ってもらうぞ!」
「はい!父上と一緒に治めたく思います」
「はははっ。父と一緒ではなくともお前が一人でもできるようになってもらわねば困るのだが・・・」
「そうですね。しかし、やはり父上と共に平和な領地を作り上げたいです!」
「平和か。。。そうだな平和な世界を作りたいな。そのためにも今回の戦争にまずは勝利しなくてはな。では留守をたのむぞ。皆の者!出陣!!!!!」
500人程の歩兵と20人の騎兵を引き連れ戦争に向かう父の背中を見ながらダイスは誇らしげに、少し寂しげに見送っていた。。。。。。
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ここは大陸の中の最南端の地「ブルセル」
ここを治める領主タイナー・ヤグマは人格者として領民からの人気も高い。
現在ブルセルでは北の国「ミヤー」からの侵略をうけ戦争を行っている。
どちらの領土もあまり変わらない大きさではあるがミヤーの国の領主バルコックは戦争好きで有名でありちょいちょいブルセルにちょっかいをかけてきているのである。
タイナーの息子であるダイスはこの戦争というもの自体があまり好きではなく、できれば平和に過ごしたいと思っているのに、ことある毎に戦争を仕掛けてくるミヤーが大嫌いなのである。
しかし、降りかかる火の粉をそのままにしておくことはもちろんできない。あのバルコックに侵略されてしまえば自分達の領民が苦しめられるに決まっている。なので現在、ダイスの父親でブルセル領主のタイナーはバルコックを向かえ打つために戦争に向かったのである。。。。。。
「本当に毎回バルコックはなんのために戦争してくるのかわけがわからん。」
ダイスはつぶやいた。
「ぼっちゃま、国を大きくし豊かにすることは平和にもつながってくるのですよ。」
執事のサイはダイスのつぶやきに答えた。
「だがな、ミヤーの領民は毎回戦争ばかりの国で嫌にならんのか?税収も高くてかなり苦しんでいると話を聞くが・・・・」
「そうですね。考えもなくただ侵略を繰り返すあの国は確かに民は苦しそうですね・・・・ミヤーの領土をタイナー様が治めることができれば・・・」
「私も父上も戦争はきらいだ!」
「存じております。しかし、人々のためを思えば戦争もまた必要なときがあるのでございます。。。もうすぐ一人前になられるダイス様が領主になった時に、ミヤーに攻め込まれたらいかがいたします??」
戦争が嫌いなダイスは黙りこむ
「話し合いでどうにか・・・・」
「では話し合いでどうにもならなかったら?」
「しらん!しかし、戦争以外でも解決方法はあるはずだ!平和が一番ではないか!!!もう話はおわりだ!部屋に戻る」
ダイスはぷんぷんしながら逃げるように自分の部屋に戻る。
『貧弱王子』
戦争嫌いで有名なダイスはそんなあだ名をつけられていた。
戦争で母親を失ったダイスはその戦争自体を嫌っていたのだ。。。。。
無関係な民が殺され自分の母親が殺されるた戦争。
民のためにしなくてはならないとは分かっている。分かっているのだがどうしても自分にはできそうもない。こんな自分が嫌いだがどうしようもない。。。。。。
『この世から戦争がなくなったら私は、、、、そんな国があるのならそこにいきたい。私は平和なところでのんびりと生きて生きたいのだ』
そんなことをかんがえていると、、、、、
『パンパカパーン』
馬鹿っぽいファンファーレが鳴り響いた。。。。