夢に向かって
目を覚ますとノートは返ってきていた。
確認すると、やはりこちらの世界では調味料などのものが高いとのこと。娯楽も少なく、領主の癖にそこらへんの商人に比べてもお金を持っているわけではないらしい。父親で領主であるダイナー・ヤグマの人柄と、強さだけでなんとかもっているようなものらしい。
つまりは贅沢できる状態ではなく、ほぼ、お小遣いももらっていないとのこと。
他に記載があるのはパソコンの素晴らしさを熱く語っているが知っていることばかりなので割愛。
ダイスが二次元に嫁を作る日もそう遠くないだろう。。。。。
あと、魔法についてだが、時の魔法を使えるものは100年に一人といわれておりかなり珍しいものではあるが、自分以外の時間をとめるのだけなのと、歴史上確認されているだけでも長くても5秒が最大でありあまり有用ではないのだ。火の魔法は攻撃にも生活にも使えることができるためかなり使えるのでそちらの練習にいそむ方が魔法の使える量もふえるためおすすめとのこと。
「そうかぁ、、、、、時は使えると思うんだけど、、、、まぁ地道に火の魔法からゆっくりやるか。」
ステータスがない時点でかなりやる気がなくなっている宏次であるが、なにより貧乏領主で食事がまずいことに生きる気力がなくなっているのである。。。。。
「商人にも負けるほど金がないって(笑)
そんなの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
金がほしいな。金がほしいな。金がほしいな。金がほしいな。金が・・・・・・
よし!商人になろう。そして、お金もちになって奴隷ハーレム作って童貞をやめながら魔法使いになるんだ!そして戦争があるなら勝って買って世界を手に入れよう。。。」
商人に負けているなら商人になって商人に勝てばいい。。。
金の力で世界統一!そうしてハーレム!
あれ?魔法いらなくね?
まぁせっかく異世界きたし、俺の本気をみせてやるぜ!!!!!
こうして宏次の異世界統一物語がはじまったのである。。。。。。。。。。。。。たぶん
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「よし。。。まずは、、、、、
、、、、、、、あれ?、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、なにすればいいんだろう?」
引きこもりでただの学生であった宏次には商売の「「し」」の字も知っているわけがない。
「そういえば執事がいたな。ノートで聞いてもいいけど時間かかるし、、、きいてみるか。たしかサイっていってたな。
サイってひと~~~~~~~~~いますかあああああああああああ!!」
部屋のドアを開けてさけんでみる。
するといつの間にか扉の裏側に人の影が、、、、
「うわっ」
「およびですかぼっちゃま」
「うん。ええっと、ちょっと聞きたいんだけど、この領地に商人っている?」
「もちろん。いらっしゃいますが、、、、どうしてですか?」
サイから悲しそうな目で見られているのは気のせいだろう。
「えっと、、、、なんていうかここってお金ないじゃん?だから、領主の息子としてね、ちょっと色々とやってみようかなって。。。。え?」
サイは肩を震わせている。
なぜかは分からないが怒らせてしまったようだ
「え?まじごめん。なんか変なこといった?やっぱ、なs、、、、、」
「すばらしいです!!!!!
おぼっちゃまがやっと領主になられるために政治に興味がわかれられたのですね!!!!!ではまず、歴史のお勉強、領主としての心得、徴税の方法、軍戦略、剣の稽古からはじめさせていただきたいのですが!!!」
泣きながら男が目の前にせまってくるとかなりきもちがわるい。。。
「ちょ!や、、、、やだ!
勉強は俺なりにするから。うん。絶対するよ?後で絶対するから!
とりあえず商人のいるところにいきたいんだ!だからその場所を教えてくれないか?」
「わかりました。では、明日この辺りをしきっている、グレッグ商会のものをお連れいたしましょう。せっかくおぼっちゃまがやる気になられたのであれば、、、、、、わたくし命にかえてもよんでまいりますよ!!!!」
「うん。よろしく頼むね」
「はっ!!」
「じゃあ、ちょっと自分でも勉強したいから食事だけまた届けてもらえるかな?」
「かしこまりました。」
部屋からサイが出て行くのを確認し、ほっと一息。。
しかし、もともとダイスはあんまり領土について興味をしめさなかったようだ。
自由がなくなっても困るからあんまりやる気になったように見せないほうがいいだろう。
さて、明日に商人がくるというなら何かしら教えてもらえるだろうが、俺としては楽してお金がほしいだけだし。。。。日本のアイディアを売るのが一番いいだろう。
ある程度話をすることは決まっているがノートを使って話をつめる必要があるな。。。
宏次はノートを使いぐぐることにした。。。。。。。