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<ガイア>列伝  作者: 樹実源峰
防衛準備編
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滝の裏の生き物

どうも、こんにちは。作者です。

今回はやけに筆が乗りましたねぇ、なんででしょうか?テスト前だから?ははっw


今回も小話って感じであまり『闇の領域』(ダークテリトリー)との関係はないです。しかも終わりません。普通にクエストをクリアする話を書こうと考えて書くとなぜかこうなりました。…普通にクリアできるはずもなくなぜか困難が降りかかってますね。


彼はきっと不幸体質なんですね!そうでないと面白くありませんが。


さて、そろそろ作者がどこに持って行きたくなっているか分からない前書きは終わりにしてどうぞ、最新話を!

「いやはや、待たせてしまったかな」


勇者大会のことで色々と喋っていたらいつの間にか正午になっていたのか、下田さんが来ていた。


それぞれ挨拶の言葉を口にすると、下田さんは空いてる席に座り、コーヒーを頼んだ。どうやら、出発はまだ先らしい。


そして、コーヒーが来て一口啜ってから、そうそう、と口を開いた。


「急な話だが昨日君たちの後にクエストを受けると言っていた勇者が一人いてね、同行してもらうことになったよ」


「ふぇっ!?」


思わず優香が変な声を出した。…まずいな、王族と知ってるのが俺くらいだからの三人なのに。下手して王族と暴露たら問題だ…。


「そろそろ来る頃だと思ったんだが…おおきたきた」


そう言って下田さんが迎えた人物はかなり意外性のある人物だった。


女性ですっきりした顔立ち。黒髪で長髪ストレート、黒い瞳。かなりの美人。少し目がつり目。そう、つまり


「姫華さん!?」


Sランク勇者で『雷の姫』。序列四位の弥生家の長女で、俺が実力を直接見た中で最強の人物の一人だ。


…どう考えてもBランク以上が受けれるクエストで出てくる顔じゃない。クエストがとんだ役不足だ。


今回のクエストは龍が大量に出てくるから難易度高いのだが、正直彼女一人でどうにかできそうなレベルである。


「あら、如月くん、奇遇ね」


…心なしか棒読みのような気がした。


「ん?知り合いかね?なら、話は早い。早く探索に出掛けようではないか」


まあ、意外は意外だったが事情を知ってる人物なので特に遠慮はいらないだろう。


俺たちは特に何も言うことなく下田さんがコーヒーを飲むのを待ってその宿を後にした。


そして、街の東の門から外へ出ていよいよ探索開始だ。


…………、よし、ここで思考タイムだ。今のパーティメンバーを考えよう。


一人目、俺。少し前までは農民をやっていたが少し前に貴族特権を回復し身分的には貴族だ。備考、来週にBランクに上がる(ゴブリン討伐の成果)


二人目、優香。紫陽花の国の王女で今は勇者をしている。可愛い。あと強い。Aランクで美少女。


三人目、リュウ。薔薇の国の王子で勇者をしている。俺とは腐れ縁で奴との試合の戦績は……0勝とだけ言っておこう。


四人目、姫華さん。十二師族の序列四位。先ほども言ったとおり俺の見た中で最強の人物。おそらくリュウよりも強い。


そこから導き出される結論…俺の存在意義のなさ。


……マジでないよな。


とか、なんとかつまらないことを考えてるうちに問題の滝裏にまで辿り着いてしまった。ドラゴンに遭うことなく。考えすぎかもしれないが、姫華さんが怖いとか?ないよな?……ないよね?


「うむ、無事に辿り着けたようだな。では、これから滝の探索を始める」


そうして下田さんは滝の裏へ入って行った。その次に続々と四人が続く。


滝の裏は言ってた通り洞窟だったようだ。滝の裏だからかあまり日も入らず、少し暗かった。


「明かりをつけましょうか」


パチンと優香が指を鳴らすと左右の壁のそばに火の玉が生まれた。


そしてそのまま同じような火の玉が壁に沿ってぽっ、ぽっ、と生まれて行き、しばらくすると突き当たりに辿り着きそれ以上増えなくなった。


だが、そこで…


「…あ」


出会ってしまった。


寝ているグリーンドラゴンに。


その体はドラゴンの例に漏れず、覆われていて、俺が前に倒したレッドドラゴンよりは一回りか二回りは小さい。


だが、場所に問題があった。


場所は洞窟。つまり、動きを制限される。そこに、ドラゴンお手製のファイアブレスでも吹かれれば、抵抗できないかもしれない。


だが、何よりまずいのはこの辺りには番いのドラゴンがいるということだ。もし、こいつがその番いの片割れだとしたら…。もう片方が帰ってくる可能性がある。


そう思った時にドンドンと、地響きと共に足音らしきものが後ろから。


振り返ると、ちょうど滝をくぐってもう一体のグリーンドラゴンが入ってくるところだった。


考えうる限り最悪の状況だった。

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