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<ガイア>列伝  作者: 樹実源峰
防衛準備編
36/69

攻撃は最大の防御

俺とやつの剣が合わさり、相手の腕力と木刀の強度を試して俺は敢えて爆発の呪文を使った。


「エクスプロージョン!」


シュッと音もせずに、小さい魔法陣が現れる。小さいのは、爆発の規模が小さいから。現れた場所は…俺と奴の剣の接触点。


奴は、自分の周囲を襲ってくると警戒していたかもしれないが、まさか自分も巻き添えもなりかねない所を指定するとは思わなかったのか、奴は体を衝撃防護の魔法で覆った。狙いは剣だけどな。


小規模な爆発が起こり、二人は再び引き離される。だが、先ほどよりも余裕があるせいか、それとも威力が低いせいか、はたまたその両方か、二人とも先ほどよりは吹き飛ばされなかった。


だが、にらみ合いは始まった。


二人の距離は、約5m。突進しようと思えば一瞬で迫れる距離だ。


だが、だからこそお互いに剣では手を出せない。お互いに相手に迫れる距離だからこそ、お互いに対策を立てれる。


剣で手を出せないから魔法で相手の隙を作り、そして攻撃する。


奴の右手が炎を吐き出すのと、俺が呪文を唱えるのはほぼ同時だった。


「マナ・コール!ウォーターウォール!」


さぁ、ここで後付のような説明タイムだ。


実は、高威力を伴ったり、高い効果が発揮されたりするものは、マナ・コールの詠唱が必要だったりする。


勿論、無唱魔法の時はイメージのみでやりくりするが、中々マナ・コールほどの威力は出せないのだ。


その理由はいろいろある。…うん、いろいろ。確か前にリュウが教えてくれたりした気がするが、忘れた。


…確か、マナ・コールという掛け声が気合をいれることができる、とか、なんとかだった。説明タイム終わり。


俺の目の前に水の壁が現れ、そこに突っ込んだ炎の玉は、シュンと音を出して消えた。


…しかし、気合を入れ過ぎたせいか、水はただ鏡のように俺の姿を写してくるだけだった。


邪魔と思い、壁を消した瞬間、目の前に破凪の姿があった。


ほとんど反射で左へ跳んだら、奴から見て右から脇腹を狙った一撃が来た。


反射で跳ばなかったら結構危ない一撃だった。


それでも、やはり威力は薄れたとは言え、一瞬。息が詰まった。


「っぐ……!」


地面を転がり、うつ伏せの状態の時に、地面に渾身の掌底を放ち体を地面から浮かせて呪文を叫ぶ。


「ライジング!」


ふわっと、体が軽くなり急上昇。地面にいた俺を追撃しようとしていた破凪と目があった。


「サモン・ファイアドラゴン!」


俺は、火龍召喚の術で、火の龍を召喚した。


だが、


「ギガ・プレス」


俺の出した龍は潰されてしまった。


その時、俺は着地。


すぐさま、地面を蹴って斬りかかる。


こうなったら、体力勝負だ。


攻撃は最大の防御とも言うし、やるしかない。


と、破凪の後ろから突風が吹き俺はまた吹き飛ばされた。


が、着地くるや否や、俺はまた突っ込む!


「…なんの、嫌がらせだよ?無駄なのは分かってるだろ?」


破凪が口を開いた。それに俺はわざと挑発のために口を開く。


「あぁ、嫌がらせだよ。負けるにしてもただ負けるのは面白くねーからな」


そう言って俺はニタリと笑ったと思う。

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