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<ガイア>列伝  作者: 樹実源峰
防衛準備編
28/69

最悪の場合

はろはろー!やっはー皆さん!今週はハロウィンです!…ハロウィンネタにするか、次回は。……ふむむ、番外編みたいな……むむ、ちょうどアイデア詰まってああいや、こちらの話です。

ゲフンゲフン、先週は申し訳ありませんでした…タイマーしくじってなんか即張り出されて…探しにくかったりねあるでしょう。


先に謝っておきます!来週の土日には文化祭あるので上げれないかもしれません!…まあ、ハロウィンネタ書いてみると案外うまく行くかも…いやまて確か時期設定五月の気がする…。そこにハロウィンだと…!?

まぁ、いっか。今出てるメンバーだけ出演させたり先に出番のある人たち出してみたりしましょうかね。もしくはメタワールドとか。

ん?メタの意味違う?まあいいや。


前置き長くなりましたが今回もお楽しみください!今回は設定とか後付けとか色々あって戦いないのでご注意をば!ではでは!

「そういえば、青崎王女から聞いたけど、君は魔法はからっきしとか言ったみたいだね。どうして?」


俺が試合に負け気絶させられた上に水をぶっかけられて起こされ、その挙句のはてに水が入ってたバケツをぶつけられた俺に、ぶつけた本人がそんなことを言ってきた。


「そりゃ、あれだ。あの時には姫川…じゃない青崎王女に俺と組むのを辞めさせようとした頃だったし。諦めたような言い方をしてから、だけどな」


「でも、彼女は君がビクビクしながら初級炎魔法のファイアを発動したって言ってたよ」


「…いや、あれはだな。ほら、お前といつも剣もって実戦形式で試合をした時によく、俺の魔法が暴走してたりしたからだな…」


あまり言うのは憚れるのが、その結果炎魔法なら暴発、水なら土が滑り過ぎて泥まみれ、風ならどっかの山奥に飛ばされ、土なら土人形になりかけたり散々なことがあったのだ。


…そういえば、ギ・ガーと戦ったときは、失敗しなかったなあ。

…そしてもう一つ恥ずかしいことに俺は日常生活で重宝する方の戦闘用以外の魔法は得意でない。そっちは、からっきしと言えるだろうからある意味嘘は言っちゃいない。


「あ、それなら君の愛剣の骸斬丸が魔法の威力を上昇させてたからだよ」


「ダニィ…!?」


今、俺の長年の悩みの原因をさらっと言われた気がしたんだが。


「あれ?師匠が渡す時に言ってたじゃないか」


「…言ってたか?」


「うん。お前たちに渡す剣は魔法の力を上げることのできる特別製だって。…まぁ、カイトはその剣なら負けないと息巻いてすぐに実剣の試合を僕としたから意識なかったのかもね」


…覚えてねえ…。問題はその後の試合の結果は覚えてるってことだ。いつも通りの圧倒的敗北。


ただ…なんか試合前に思いっきり意気込んでたような気がするあたり、聞いてない可能性が濃厚…やばい。


「ほら、これが骸斬丸だよ」


「うぉっ!?」


いきなり目の前に骸斬丸を置かれた。びっくりして変な声でた。


とりあえず、何もないかツンツンとつついてみる。ツンツンツンっと…


「何やってるの、カイト?」


やばい、奴に怪しまれた。


そこからの行動は早い。パパッと腰に骸斬丸を差す。うん、完璧。


「肌身離さずもってるとちゃんと魔法の威力は上がるからね。それと、ちゃんと刃は研いでもらっておいたけど、自分で手入れしなよ」


「おう…」


その言葉を聞いて、俺は骸斬丸を抜いてみる。


シュランと軽い音が出て、実に楽に抜けた。…うん、これだよこれ。剣だとなかなか味わえない、日本刀という種類の刃物の気持ちよさ。…ただ、問題はこいつが異常に魔法の威力を上げることだけだ。


そんな考えを中断し改めて骸斬丸を見る。


黒い鞘に、覗き込めば顔が映りそうなくらいに磨き上げられた刀身、そして手にかかる重圧感…何から何まで記憶のそれと寸分違わない骸斬丸だった。


「相変わらず良い刀だね。まさに一撃必殺に相応しいよ」


「あぁ。そうだな」


俺とリュウの剣術である薔薇の剣は、俺がギ・ガーに使った四の型の前の三つの型は、すべて一撃の元に切り捨てるという技だ。


獲物を狙い低空飛行をして獲物を奪い去る鷹を、同じくらい高速で討ち取る鷹狩り。


幻獣以外の中で人間の腕力では叶わない虎を斬る技虎狩り。


百獣の王たる獅子を叩き伏せる獅子狩り。


すべて相手に隙を見せず、技を魅せて最期を見せる技。


その型に合う刀がこの骸斬丸だ。何体でも斬っても刃こぼれしないように魔法をかけられ、すぐさま抜くことのできるように加工されている。


かなり丈夫に作ってあるおかげで、前の持ち主はこの件を片手にドラゴンやゴブリンを一度の戦いで何百体と斬り殺したらしい。…まぁ、ただ何百体とドラゴンやゴブリンが襲ってきたことは歴史にないので誇張だとは思うが。


「満足したみたいだね、その様子だと」


俺は刀に魅入られていたらしい。リュウがやや辟易とした表情でこちらを見ていた。


「…まぁな。使い慣れてるしな」


さっきまで怖がってたのにいつの間にか魅入ってしまってた俺、は多少の気恥ずかしさとともに答えた。


「じゃあ、感動の再会はここまでにして本題に入ろうか—会議のことで」




「十二師族会議と、三国会議は同じ場所であることくらい知ってるよね?」


リュウはそういうことを聞いてきた。


「もちろん。貴族特権を没収されたとは言えそのくらい覚えてる」


答えはズバリ、『教会』本部にある会議室だ。


理由としては『教会』は各三国に対して中立を保っているからである。各三国の政治に不干渉、ただし監視はすると言った感じである。


「うん、その通り。各三国に対して色んな面で中立な『教会』は色々な政治的な話をする時に、便利だからね。どこかの国の意見に必要以上に肩入れすることもないし折衷案を提示することもできるのは、その中立の立場故だよ」


「だけど、それがどうしたんだ?まさかそれを確認することだけが目的じゃあないんだろ?」


俺の質問に奴は頷き、言った。


「今回から、日程をずらすんだよ」


「日程をずらす…?いきなりなんでだよ」


今まで、この二つの会議はかつてあった三国戦争の時以外は同じ日同じ場所にて開催されていた。もちろん、同じ場所というのは、同じ『教会』の施設内というだけで同じ会議室というわけではないが。


「防衛上の理由だよ。会議中は参加者は武器を持ってないはずだからね。万が一何者かが大軍で押し寄せて来たとしたら大変だからね」


「いや、何者かって…?」


俺の記憶上、侵入者は『教会』内部に入ったことはない。いや、違う入ってないのだから侵入者ではないか。


とにかく、『教会』に侵入したものはいない。

それは単に、『教会』の防衛担当の勇者がいるからだ。


これは、クエストで『教会』を守護するのを目的とし一定期間警護をする。たしか…


クエスト名:平和維持機構本部守護

クエスト受注制限:前回受注より二週間以上の経過、かつBランク以上の勇者

クエスト内容:平和維持機構本部の警備および防衛

クエストランク★★★★★


という内容だった。

その代わりこのクエストの報酬は色々と優遇されていて人気であり、一部の者の常駐を恐れたとして二週間もの猶予期間が設けられている。


「たとえば普通は街中に現れることのないゴブリンとか、かな」


「…何が言いたい?」


「まあ、最悪の場合を考えて行動しなきゃならないのさ。君の話によると君の相手のギ・ガーは最強クラスの敵だったみたいだけれど、どうもオーガ種はゴブリンを歯牙に掛けないほどの強敵だよ。魔王が先遣隊として何人かのオーガ種を送ってくるかも知れない。そうすると、もしかすると前線の勇者たちだけで対処しきれないかもしれない。場合によっては一体止めるのに何人もかかって、何体か取り逃がすかもしれない。その結果、前線に近い本部を襲ってくるかもしれない」


そこまで言うとリュウは一度息を切って、続けた。


「この前のようにどっかの洞窟につなげるかも知れない、なんて可能性もある」


そう言ってこちらを見た奴の顔に冗談の気配は全くなかった。

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