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<ガイア>列伝  作者: 樹実源峰
防衛準備編
24/69

カイトとリュウ

さて、本日もお待たせしましたかな。

とりあえず、今週は遅れずに更新できました。…え?普通だろって?おっしゃる通りです。

現在も続きをバシバシ書いております!といいながらストックは二話と。………ラストに近くなると筆がのり始めると期待をして書き進めて行きます。

では、どうぞ読破願います

「それで僕がなぜ君に会いにきたのかっていう質問だけどね、カイト、答えは実に簡単さ?分かるかい?」

屋敷で談話室のような長時間話すための準備が整っているような部屋で俺と奴は向かい合って座ったあとに、奴はそう切り出した。

「あ?俺の顔が懐かしくなったとかか?」

そう答えを返してみると

「ん?君は馬鹿なのかい?そんなわけないだろ?単に会うだけなら君に集合場所を知らせる手紙でも送ってるよ」

打てば響くような量で返ってきた。ぜんぜん返ってきて欲しくない答えだったが。

「じゃあ、答えはなんだよ」

少しむくれて俺は答えを促した。

「そりゃ、用事があるからに決まってるからだろ?」

そして、殴りたくなった。

「まぁ、冗談はさておき、今回の要件は来月の十二師族会議の話だよ」

「あん?俺には関係ないだろ?」

「何を言っているんだい?君とて十二師族じゃないか」

十二師族とは、このガイアにて強大な権力を有する十二の貴族家である。

神聖歴3年、この星での生活や魔法に慣れて行った人々はやがて、1人の指導者を中心としたコミュニティを作っていった。そして、そのコミュニティは、時に水場、時に土地を賭けて争い合い吸収したりされたり、潰されたりしていった。

神聖歴42年には20ほどの大きなコミュニティ…いや、国と言っても差し支えのないものができていた。やがて、さまざまな理由でほぼ全部の国が戦争を開始した。血で血を洗うような戦乱の中、唯一戦争を始めない国があった。

その国の人々は相談しあい、他の国々の王の中から民を任せることのできる王の器を持つ人物を四人選出した。

それが、現薔薇の国王の紅家、現紫陽花の国王青崎家、現百合の国王白金家、そして今は無き黒羽家である。

そして、その国の人々は各々四グループに別れその四つの支配者を要する国を支援した。…無論条件付きで。

その条件は子孫まで、国と国民を大切にする王を育て上げることである。その約束が守られなければ逆に支援した国から滅ぼされるだけの話と脅しをかけて。

かくしてその四つの国は他の国々を吸収し、現在その国がある場所にて建国し今に至る。

そしてその四国を支援した国の中で生き残った十二家がいた。

その家々は名前を変えて現代まで残る。

それが、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走の十二家である。

これらの十二家は各国から貴族特権を与えられ、この平和の貢献者として十二師族と呼ばれた。

そして、今日ではその十二師族は文月を除き全家が騎士あるいは勇者として世界平和に貢献している。

さて、その十二師族は四ヶ月に一回、定期的に、十二師族会議と呼ばれる会議を行う。モンスターの倒し方などの情報交換などがメインであるが、まれにお見合いなども催される。

だが、長らく如月家はこの会議に参加できなかった。

如月家の何代か前の当主がとんでもないことをしてしまったのだった。その時は紅家が必死に庇ったお陰で除籍は免れたが、貴族特権の剥奪をされたのである。その時に会議の参加資格も失ったのだが…。

もちろんそんなことを知らないリュウではないから海斗は内心不思議に思ったので聞いてみたのだった。

「この前のゴブリン大討伐及び巨大ゴブリン…オーガだったっけ?まぁ、それの討伐を評価して如月家の貴族特権を復活させたということ。だから、自動的に十二師族会議の参加資格…というか義務…も復活したのさ」

リュウはそう言った。

だけど、普通十二師族会議は当主同士で行われ、その子供が直接関係することはお見合い以外にない。と言ったことを次に尋ねると

「あぁ、それはね。君のお父さんが君を当主代行として会議に行くよう決定したからさ」

…え?決定事項なの?

「安心しなよ、カイト。今回の会議は皆当主代行ばかりだから。同年代しかいないよ」

「へ、へぇ…」

正直、どちらにせよ俺には荷の重いものらしかった。

「そもそも親父はなぜ俺を…?」

「いや、君しか息子がいないからでしょ」

「お前は少し黙れ」

軽口を叩いて来る馬鹿を黙らせて俺は考えた。

そもそも親父は友人とは言え現国王と何度も会ってる。当然貴族にも会ってるだろうから俺よりは適任のはず…まさか、皆当主代行として行ってるからか!?嘘だろ…おい。理由そんだけかよ…

「ふむ、理由にも察しがついたみたいだね」

流石にそんな感じのリュウにムカついて来たので殴りたくなった。

「てめぇ…殴るぞ」

「うん、いいよ。ただし…」

俺は半ば冗談でそう言ったのだが奴はいいと言ってそのあとにこう付け加えた。

「ただし、剣の試合でね」

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