昔の俺は殺人鬼
小説初挑戦、光沢を持つこんにゃくと言います。
下手な小説で誤字脱字等が大量にあると思いますがどうかよろしくお願いします。
「ハハハハ!ハハハハハハ!!」
今、俺の目の前には血を流して倒れた男がざっと30人……。
俺の手にはナイフが1本…。
両手は真っ赤に染まっている…。
良い様だ…。
俺を馬鹿にして…。
社会から放り出して…。
死んで当然だ。
ーー6年前ーー
俺、白鳳竜士中学2年は街角を走っていた。
「オイオイ!遅刻とかシャレにならねえよ!
これ以上成績下げられちゃたまらねぇ!」
俺は力には少し自信があるが、喧嘩は苦手でどちらかと言うと弱者だ。
そして成績は落ち目…。と、そんな時に誰かと肩がぶつかる。
「痛って!」
「君、大丈夫かい?」
何だ?ヤバそうな奴じゃなくて助かった。
「はい、大丈夫です。すいません。」
「そうかい?それじゃあ…」
ガッ!!
痛って!!何故か顔に衝撃が走る…。
殴られた?
そんな馬鹿な…。
「どこに目をつけてたのかな〜?」
オイオイ…冗談じゃあねぇよ、この男……紫色のスーツにグラサン?
ヤクザかよ。
こんな街中にもいるんだ。
そんな関心してる場合じゃねえな、完全に俺は、俺は、
「遅刻決定」じゃねえや、
「裏通りに連行されてる」
ぞろぞろと出てくるのはヤクザ仲間?まずいな。30人近くいる。
それから先は覚えていない。
ただヤクザ共を殴り、殴った奴から奪ったナイフで全員刺し殺したということだけは覚えている。
そして今はーー
「白鳳さん?」
窓の外に見える青空とその下の海を見詰めて動かない俺を見て『あいつ』が話かけて来た。
記憶を失った『あいつ』は俺が警察から逃げているさいに拾った捨て子だ。
今は俺と一緒に警察の目の届かない海沿いの家に住んでいる。
俺のせいで『あいつ』は射殺されかけた。
そのせいで『あいつ』は右目の光を奪われた。
だからーー。
俺はそっと『あいつ』を抱きしめてやる。
「……白鳳…さん?」
『あいつ』は顔を真っ赤にして、しかし俺を拒まずただそれだけ言うと、ただただ黙っていた…。
「俺はお前の親父にはなれないが…責任を持ってお前は俺が育てるからな、幸せにするからな…。」
涙を流して言う俺に『あいつ』は
「白鳳さん…」ただそう言って抱き返してくれた。
と、言う事で白鳳君の過去、そして1日の1部が終了しました。
これからも頑張って小説を書いてみたいと思いますのでどうかよろしくお願いします。