表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

寂しい時間

作者: 石橋 蒼斗

一人狭い道を歩く。

寂しいと感じた。

少し前まで二人だったのに、、、

何で喧嘩をしてしまったのだろうか?

好きな気持ちは告白した時から変わっていないのに。

正直になれない自分が邪魔をする。

正直になりたい。正直に生きたい。

嘘の自分で生きるよりも楽になれるはずなのに。

恥ずかしいからかな?

でも、恋人同士ならお互い少し弱みを見せ合ってもいいような気がする。

そうすることで、気を使わずにいられるような関係を築けると思う。

謝って仲直りしようかな?いや、今回は、駄目だ。彼女が悪い。

また、意地をはっている。でも、こんな考えは子供だなと思う。 二十歳にもなってつまらない意地をはり大切なものを一つまた一つと失っていく。

いつになったら心も大人になれるのだろう?

学生時代自由に生きてきたから我慢を知らないそんな自分に呆れる。

自分の事が嫌いだ。

自分の事を嫌っても状況は良くならない。

むしろ悪化するかもしれない。

こんなにマイナス思考になったのは久しぶりだ。

何でだろう?

そうだった。彼女が隣に居てくれたからだ。

居なくなって初めて気付く事が必ずある。

当たり前になると見えなくなる事が必ずある。

そんな自分を変えたい。

やっぱり今回は自分から謝ろう。

そう決心し振り返った。

そこには、彼女がいた。

彼女は、近づいてくると僕に一言残しその場を去っていた。

その言葉を聞いて僕は走った。

とにかく走った。

どこか遠くへ行きたい。

そう思わせるような言葉を彼女は残した。

そして、僕がたどり着いた先は、草原だった。

緑一色の綺麗な場所だ。

そこに居るだけで明るい気持ちになった。

でも、突然雨雲がやって来た。

空は一面雲に覆われて日の光りが届かなくなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ