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歌い手たちの恋愛事情  作者: 宇田川 流瑠
4/7

2 緊張とドキドキ

お待たせしました。

そして2日後。


深雪は空の車で待ち合わせ場所に向かっていた。


「あ、深雪。見えたぞ。あの海辺で始めの撮影をするらしい。俺が全員の紹介をするから、軽く挨拶してくれ。」


「…………。」


「あと、俺と深雪の関係は途中でバラそうと思うから、それまでは宇宙とRINRINとして他人のふりをしてくれ。」


「…………。」


「おい、聞いてるのか?」


「…………








………あ〜〜〜〜〜!どうしよう、そら兄!全然心の準備が出来てないよぉ〜。宇海さんと未宇さんに会ったら、気絶しちゃうかも!でもそんなことになったら嫌われるよね。気をつけないと!」



宇宙はバックミラー越しに、呆れ半分笑い半分の顔で深雪を見た。


「とりあえず、そら兄はやめろよ。


…………本当に似てるな。」


最後のつぶやきは、緊張している深雪には届いていなかった。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆



車は、砂浜に止まる。


「おはようございます、宇宙さん。」


「おはよう。おい、ついたぞRINRIN。」


「え、RINRINさんも一緒なんですか?」


「ああ。途中で拾ってきた。」


運転席の窓越しに宇宙と話しているのは、普段深雪が歌で聞いている宇海の声だった。


深雪は、ぎこちなく足を踏み出した。




「初めまして。RINRINです。」

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