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四、蔦木宿

 宿を出たのは朝五ツ半の頃である、空には薄く雲が敷かれ青みの部分は少なかった、宿を出るとき今宵の宿は韮崎宿と決めており そこまで天気がもってくれればよいがと少し早歩きで歩き出した。


金沢宿から途中の蔦木宿までの間は紅葉が見頃と宿の者が言っていたが、それは想像以上に美しく兵史郎は夢見心地で歩いていた、そして半刻も過ぎたころ周囲の景色に見とれる余り 知らぬまに街道中央を外れ、路傍の尖石を思い切り踏みしめてしまった。


思わず飛び上がり無様にも顔を顰めた、剣客を自負しているだけにその油断は情けなく一気に美しい景色の彩りもどこかに飛んでしまった。


無意識に踏んだ痛みは鋭く それでも痛みに堪え半里余りも歩くと次第に痺れさえもよおしてきた。

(ふぅ…歩きだしたばかりというに何と情けない、これは冷やさねば腫れるやもしれぬ)

そんなとき街道左手より水音が聞こえ、その音につられるように街道脇道に分け入っていった。


痛んだ足を冷やすべく谷川で思わぬ時を費やし街道へ戻ったとき、空は宿を出るとき予想した通り黒い雲が西の空を覆い始めていた。


兵史郎は鬱陶しそうに空を見上げ 早いかとは思ったが網袋を背から下ろすと中より道中合羽を取り出した。


(こんなところで豪雨にでもなったら隠れる場所とて無い山道…これは困った)と兵史郎は周囲を見渡し雨宿りできそうな場所を探しながら歩を進めた、幸い足の痛みは引き蔦木宿まであと半里ほどだがそれまでは降ってくれるなと願いつつ次第に歩調は早足になっていった。


その間にも辺りは次第に暗くなり風も強くなってきた、そして遂にパラパラと雨が降り始め遠雷さえ聞こえ始め、兵史郎は小走りに駆けながら手に持った合羽を広げると肩から羽織り 首のところで紐を結わえた。


(これは本降りになりそうな気配…)風は合羽を激しく舞い上げ、横合いから雨が容赦なく叩き付けてきた。


(やはり何処かに雨宿りを見つけやり過ごすしかないな)と思いつつ目は雨宿り出来そうな場所を追っていた。


暫くすると前方に木々で覆われた寺のひさしらしきものが見えた、どうやら朽ちた御堂のようだ、しめたとばかりに兵史郎は急いで廂を目指し突っ走った、だがその御堂の前まで走り込んだとき…とても雨宿りには適さぬと思えた、余りにも朽ち果てていたからだ。


御堂前面の観音扉は既に無く屋根は半分以上も破れ 床の殆どは腐り果てていた、それでも何とか雨ぐらいは凌げようと土足のまま敷台に駆け上がり屋根が僅かばかり残る片隅へと身を寄せた、と同時に雨は土砂降りへと急変した。


(ふぅ、危ないところじゃった)そう思うも御堂の床は次第に水浸しとなり 水飛沫も酷くとても合羽が脱げる状態では無い、仕方なく雨のかからぬ狭い床に身を屈めると合羽の合わせを握りうずくまった、そして恨めしそうに破れた屋根より黒雲を見上げた。


(雲の色合いからすれば雨は一刻ほども続こうか…)

雷雲が近づいてきているのか雷光や雷音も次第に近づき御堂の外は夕刻と見紛みまごうばかりに暗くなっていった。


(まさかここが一夜の宿にはなるまいよな…)

そんなことを想いながら降りしきる雨の飛沫しぶきを見詰めていた。


そのときふと昔の想いが脳裏を過ぎった。

(あれは長州・萩の城下外れであったろうか…)


武者修行もなか頃、いつものように木賃宿を出ると他流試合を目的に街外れに向かった。

兵史郎は萩の城下にもう一ヶ月近くも滞在し、既に立ち合ってくれそうな街中の道場は行き尽くしていた、ゆえにそろそろ他所に旅立とうと思っている矢先でもあったのだが。


その日の朝、宿に巣くう浪人から街の西外れに一刀流の町道場があり、そこでは中西派というに竹刀しない打ちでなく今時古風にも木剣打ちで練習がなされており、師範代と立ち合ってみたが勝てず、駄賃ももらえず帰ってきたと聞き興味が湧いた。


他所に旅立つにも懐具合が寂しい、強いと聞いて興味は湧いた…だが本音ところは師範代に勝てば多少なりとも駄賃にありつけぬかと さもしい根性で出かけたのだ。


小雨降るなか破れ傘をさして道場を訪ねた、しかしその道場には看板が掲げられておらず苦労してやっと辿り着いた、そして入口で案内を請うたとき 対応に出た者は兵史郎の身成から魂胆が見抜かれたのか。


「我が道場は木剣じゃにちときついぞ、怪我せぬうち早々に退去せられよ」と言われた。

それでも食い下がって「一手御指南を」と喰い付きようやく道場に案内された。


兵史郎が道場に入ったとき丁度 形稽古の最中で、門人ら十人ほどが剣道における構え、姿勢、呼吸、太刀筋、間合、気位、足さばきなどの習得のため汗を流していた。


暫く正座してその稽古の様子を見ていると神棚辺りで稽古を指導していた師範代と思しき中年の男が「皆の者、形試合の前に本日は他流試合をお望みの御仁が見えられたよって暫し隅によって見学せられよ、沖端栄之信!そこもとそこに控えるお方と試合ってみよ」そう言うとその場に正座した。


道場中央で稽古をしていた門人らは青年一人を残すと道場の両隅に居並んで座った。

それを見て兵史郎は立ち上がり師範代に一礼し壁板に掛かっている木刀一振りを握ると道場中央に進んだ。


そして互いに一礼すると相手の青年はすぐさま上段に構えた、対する兵史郎は相手の構えを見るや平正眼に構え仕太刀は相手打太刀の左拳に剣先を位置付け右回りに移動を開始した。


相手は片手面に打って出るつもりであろう、しかし兵史郎からすれば相手の腰の座りは甘く 突きや右小手が訳無く入ると刹那に読んだ。


試しに突きを軽く入れてみる、すると案の定得たりとばかりに片手面打ちに出た、これを仕太刀の鎬筋で軽く受け流し 瞬時に相手の眉間に切っ先を僅かに触れさせると一気に側方へと退いた。


一瞬で勝敗は決まった、もし兵史郎が本気で眉間を叩いておれば木刀とて相手は即死していた筈だ、相手も上段者であろうか兵史郎の流れるような上段崩しの見事さにすぐさま木刀を引き負けを認めた。


場内は咳一つ聞こえない緊張に満ちていた、そのとき「栄之信下がれ、今度はそれがしが相手致しもうそう」そう言って師範代が立ち上がった。


師範代は木刀を持って中央へと進み兵史郎に相対峙した「門人に対し型通りに立ち合って頂き礼を申す、じゃがそれがしにはその御懸念は無用じゃ、好きに掛かって参れ」

そう言うとまたもや師範代も上段に構えた。


師範代は先の拙劣なる上段に対し門人らに高位なる見本を見せてやろうとでも思ったのだろうか、確かに先の上段とは桁違いで腰も十分に据わっていた。


だが兵史郎にすれば剣術とはそんな甘いものではない、複雑極まる技を我が身に存分に叩き込み、狂うほどの猛演習でこれを会得し、斬るか斬られるかの修羅場を幾たびかくぐり抜けまずは己の力の程を納得してみる。


だがいくら猛修行しようがいくら技を会得したとて斬られてしまえばそれで仕舞いである、ゆえに斬られないためには また斬るためにはどう処せば良いか剣客は日夜これを工夫実践し、更に錬磨を掛け極限を目指しているのだ、もしこれに天分が加われば…それはもう将棋の名人とずぶの素人が将棋対局するのも同然で、勝敗など一瞬でけりが付くというものである。


だが兵史郎の前に対峙した師範代は剣客商売ではなく純粋に仕官のかたわら道場に通い師範代になった者であろう、対峙した刹那 兵史郎は既に相手を見切っていた、だがこのとき何の迷いか悪戯心が湧き、この俺に上段で勝てるものかどうか教えてやろうとばかりに先と同様の手口で軽く突きに打って出た、すると師範代は同様に片手面打ちに打って出る、その勢いは先とは桁外れであった。


だがここからがいけなかった、面返し面で攻める途中 相手の癖なのか一瞬頭が前に出たのである、普通であれば打太刀を擦り上げての返し面はその間合いから刀速はしれていようが兵史郎の手首の返し力は木刀さえ叩き折るほどの膂力があり、その振りを止める前に木刀の物打部が勢いよく脳天を打撃してしまったのだ。


当たると同時に厭な音がし額が割れた、と見るや師範代は白眼を剥き朽ち木が倒れるように音を立てて床に頭から倒れた、これはまずいと床に広がっていく血を見詰め(撲殺したやもしれぬ)と呆然に木刀に受けた衝撃の程を反芻していた。


そのときだった周囲から怒号が涌き、門人等が口々に訳の解らぬ雑言を叫びながら兵史郎に向かって殺到してきたのだ、兵史郎は驚きその人垣の一角を無我夢中で叩き崩すや壁に立て掛けてあった刀を握ると戸を蹴破り裸足のまま外へ飛び出した。


その後を十数人の門人が死に物狂いの形相で追ってくる、そして全員が手に白刃を帯び必殺の気配はいやが上にも兵史郎の背に伝わってきた、確かあの日もこんな豪雨の中であった。


あの日…半里ほども逃げそれでも迫り来る門人四人を峰打ちで昏倒させ辛くも逃げおおせることが出来たが、あの日豪雨でなく門人らももう少し腕がたち十数人同時に打ち掛かられたなら…命長らえこうして合羽の縁を抱え無様な格好で今ここに蹲ってはいないだろうと思えた。


そのとき、回想を掻き消すが如く若い男女が御堂に飛び込んできた、二人は雨ごしらえが無かったとみえ全身濡れ鼠の体で兵史郎の前に転がり込んだのだ。


兵史郎は驚いて立ち上がり 慌てて場所を空けた、その時二人は兵史郎に初めて気付き「あっ、申し訳御座りませぬ」と空けた所におずおずと寄り、再度頭を下げると遠慮がちに互いに濡れた衣服を拭き合い始めた。


女は見たところ十八前くらいだろうか、男の方はさらに若く月代を剃っているところを見ると元服は早めに済ませたらしい、二人が拭き合う着物は泥で薄汚れ顔も汚れきっていたため最初はこの土地の百姓の子供が雨宿りを求め駆け込んできたものと思ったが、よくよく見ると少年は腰に短い刀を差し 立ち居振る舞いにも品が感じられることから武家の出と感じた。


「御二人ともそこでは濡れる、遠慮せずもそっとこちらに寄りなされ」兵史郎は目元を綻ばせさらに壁際へと体を詰めた。


「御老人、後から来て申し訳御座りませぬ」と女の方が気丈な物言いで頭を下げると「真之介 寒くはありませぬか」と心配そうに濡れた顔を拭き始める。


すると少年はその手を邪険に払いのけ「姉上、真之介は子供ではありませぬ、顔ぐらいは自分で拭けまする、それよりも追っ手が迫っております、こんなところで悠長に雨宿りなど…」


「追っ手もこの雨では動けぬはず、もそっと雨が小雨になるまでここで待ちましょう」


(んん、真之介とな…)兵史郎はこの二人の会話から不意に一昨日の賊の叫びが脳裏を過ぎった。


(きさまその風体からして 用人の岡田益太郎であろう、真之介と紫乃を何処に匿った!…と叫んでいたはず)


初対面で失礼かとは思ったが、兵史郎は抑えきれず「失礼じゃが、そこもとは紫乃さんでは…」と女に向かい聞いてみた。


すると二人は弾けるように兵史郎の前より後退し、女は胸の懐剣に男は刀の柄に手を掛けると身構えた。


「御老人は坂本一派の者か!」と少年が目を剥いて叫んだ。


「違う違う、儂は江戸の者よ 老中・水野越前守の用人をしておる者じゃ、御安心めされい」と両手を前に出し二人を押し止めるように叫んだ。


「水野家の御用人様…ではなぜわたくしの名を」と驚いたように紫乃が聞き返した。


「やはり紫乃さんであったか、いや話せば長うなるが一昨日の事よ、上諏訪の知り合いの家を訪ねた帰りしな五人の賊徒に呼び止められ岡田益太郎という御仁と間違えられ えろう難儀してのぅ、その時奴等が御二人の名を叫んでおったのを思い出したのさ」


兵史郎の笑みを見て二人は構えを解いた、そして二人キョトンと互いに顔を見合わせると紫乃が口を開いた。


「これは申し訳なきことを…追われる身で知らぬ間に心がすさんでおりました、どうか失礼の段お許し下されませ」と丁重に頭を下げた。


「ほれほれ濡れておるではないか、二人とも安心してこちらに寄りなされ」と手で差し招いた、二人は又もやおずおずと兵史郎の前に近づくと恥ずかしそうに目を伏せた。


「お主ら見たところ姉弟のようじゃが…何で追われておるのじゃ、こんな老人でも何ぞの役に立つやもしれん、差し障りなくば話してみなされ」そう言うと少し身を屈め女の目元を見詰めた。


「そればかりは…」


「んんそうか言いにくい事のようじゃな、分かったもう詮索はせぬからそう固くならずとも、じゃがのぅ二人ともあの五人に捕まれば即刻命を取られかねまいよ、こう見えても儂は多少剣術には心得有る者、どうやら御二人は東に向かうようであるが…どうじゃろう儂も江戸に帰る途中じゃ、一緒に参ろうではないか」


「それは心強い申し出では御座りますが…御身にご迷惑が及びまする…」


「いやいやそう先もない老人の身、迷惑から命を落としたとて何の惜しいことかよ、妻にも先立たれ今では家族から邪魔者扱いの身、却って喜ばれるじゃろうて」そう言って快活に笑い飛ばした。


「そこまで言われるなら御一緒に…」と今度は少年が横合いから口を挟んだ。

「まっ 真之介たら…」


「よいよいこれで決まりじゃ、それにしてもよく降るのぅ」兵史郎は一向に修まらぬ豪雨に呆れ顔で屋根の破れより天を仰ぎ、久々に心騒ぐ思いに武者震いをしたのだった。



 兵史郎が予想した通り一刻ほどで雨は上がった、三人は雲が薄れた北の空を見上げると御堂を後にした、甲州街道は豪雨のせいで至る所に大きな水たまりが出来、先頭を歩く紫乃はまるで少女のようにその水たまりに遊び可愛い奇声を上げ飛び越えては兵史郎を笑顔で振り返った、だが真之介の方は怯えたように時折後ろを振り返り 目を辺りに注意深く配りながら歩いている。


兵史郎にしてみればまるで孫のような年格好の二人である、これまで真之介は男として気丈にも姉を守り何とかここまで落ち延びたのであろう、しかし心内はもう一杯一杯の体であろうか。


そんな少年が重圧に挫けそうになろうかというとき、例え頼りにならぬ老人の手の差し伸べでも 心ならずすがりついてしまった心情は兵史郎の心を強く打った。


この少年の心根を慮れば二人を無事目的地に連れて行ってやろうと思わぬわけには行かない、兵史郎は思わず後方を警護する真之介を振り返ると「おぬしはもそっと肩の力を抜いて儂の前を歩きなされ」そう言いその手を強く掴むと自分の前へと送り出した。


昼も少し過ぎた頃三人は蔦木宿の賑わいへと入った、兵史郎は宿を見つけると二人を連れ入口の暖簾をくぐった。


応対に出た主人は老人の後ろに隠れるように立つ薄汚れた若い男女を見つけると怪訝な顔をし「爺様や、この小童らを何処で拾ってこられた」と嫌みな物言いで聞いてきた。


「この子らは雨に濡れてしもうてのぅ、すまぬが少々乾かしたいゆえ部屋を借りたいのじゃが」と懐から重そうな三つ折り財布を取り出すと真新しい天保通宝二枚を取り出し主人に握らせた。


すると主人の顔は急に綻び「左様で御座いますか、お安いご用です早速にも火鉢に火を入れ部屋を用意しますんで 暫く此所でお待ち下され」そういうと主人はいそいそと奥に引っ込んだ。


「お心遣い相済みませぬ」と紫乃が頭を下げた、一方真之介はと言えば相変わらず戸口から街道筋に目を配っていた。


「真之介殿、外は儂が見るゆえそこ元は安心して中に入りなされ」と苦笑した、まっこの慎重さがあってこそここまで無事に辿り着いたのであろうがと兵史郎は少年の可愛げな責任感に思わず笑みが洩れ出た。


二人の上着の汚れを落とし濡れを乾かすと一刻ほどで宿を辞した、そして宿場町の外れで二人の道中合羽を求めると「持っていなされ」と二人に渡し、次いで二人の装束が旅に適していないのを見て脚絆や手甲そして笠などを買い求めると雑貨屋の軒先を借り身支度を調えさせた。


こうして三人は急ぎ足で五里先の韮崎宿を目指した、それにしても兵史郎は思う、たしか賊の五人は金沢宿の手前で自分を追い抜いていったはず…となれば兵史郎の後続に位置したこの二人は疾うに見つけられているはずであろうもの…。


「真之介殿、それがし賊の五人を金沢宿の手前で見かけもうしたが…そなたらは遭遇しなかったのかえ」と前を歩く真之介に聞いてみた。


「はい、金沢宿手前の中河原で後ろに迫る五人を見つけ林に隠れもうした、その後は街道を進むのは危険と思い金沢宿の裏手間道を抜け昨夜は野宿し、朝方より山道に分け入ったのですが…途中雨に降られ街道に急ぎ戻って御老体に…」


「そうか…では五人は儂らの前を進んでおると言うことで間違いはないのじゃな」


「いえそうとも限りませぬ、坂本一派らは用心深く これまで街道筋や間道を行ったり来たりし探索している様子、どんなことをしても我らを江戸に向かわせない所存、故に敵は前方に在りやとは限らないのです」


この頼もしさは何としたことか、改めて少年の深い観察力と注意力を見直した、そして同時にこの少年を育てた父親や母親はどんな教育をしたのか興味が湧いた、それにしてもこの子らを血眼になって探索する坂本一派とは如何なる者ぞ。


この二人が江戸を目指している事も分かり、深まる興味は尽きず少年に聞いてみたい想いを歯を食いしばって堪えるほどであった。

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