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羽衣 初めての感情
小波は歓喜している
その表れか
羽衣さんにゆっくりゆっくり近づく小波の一歩一歩は地響きをたて足を地面にめり込ませている
[世界一の殺し屋と呼ばれていたが
殺し屋というのは出来ないことはしない
殺せそうにないならそもそも依頼は受けない
拙者もそうだった。
ただ出来ることが多くて出来そうにないと感じる依頼は年々なくなっていった。
だから、依頼を果たせなかったのはそこにいる沙良目殿の時だけだった]
[あら?あなたザラメくんを殺そうとしたの?]
小波は冷たい笑みを浮かべた
[いや…その時はお主が標的だったんだよ
ただ沙良目殿に阻まれて失敗し引退したよ…]
羽衣さん殺し屋止めたのか!
小波はついに羽衣さんの目の前にきた
[しかし、あの時阻まれていなかったとしても依頼を果たせただろうか…
世の中は広いな、初めてだよこんな気持ちになったのは………
とうっ!!!]
小波と羽衣さんは煙に包まれた




