夏休み6日目 ラブファイトは突然に
昨日は大変だったな
あの後マスコミがきたり色々…
竜泉饅頭は旨かった
今日こそは小波と海にいこうかね
忍者と闘った海…いや…
小波と昔よく遊んだ海へ
小波とは近くの空き地で待ち合わせしてある…
よし空き地へいこう!
空き地へついた…
あれ?小波ともう一人道着を着た見知らぬ男が向かい合っている
[お久しぶりです、美魅見さん
俺にはいま妻がいます、妻は俺を愛していて俺がいなければ生きてはいけないような女です
こんなのは偽善でホントの優しさではないと知りながら俺は俺なくては生きてはいけない妻を捨てることができずに今も生きています
でも俺はあなたとこの町で同じ道場に通っていたころからあなたがずっと好きでした
もう抑えられるものでもないんです
抑えたくもないんです、あなたを手にいれたい。
もうすべてを捨てます
あなたが手にはいるなら妻も捨てます
あなたに勝てたら…あなたをください]
道着の男はいった
なんだこの人!!
つい物陰に隠れてしまった
小波が口を開く…
[お久しぶり 霧雨くん
相変わらず…嘘ばかりね]
小波は微笑んだ
男…霧雨が口を開く
[お見通しですが…
そうですね
俺はやはりあなたの為にも捨てられないものがあります
俺の生きる道 武道です
これは俺の人生です
たとえ愛するあなたの為にも捨てられません
俺の道場は儲かっているわけでもないです
それでも捨てられません
俺の安いプライドなんです
妻より愛しているはずのあなたより武道を愛し、武道を優先するあまり妻を愛するふりをするという偽善すら貫き通せず、
あなたの為に妻は捨てられるが武道は捨てられないのに
軽々しく すべてを捨ててでもあなたが欲しいといったクズです
そんなクズですがやはり
あなたが欲しいんです、
俺が勝てたら…あなたを下さい!!!]
小波が口を開く
[やれやれ…
ホントに勝手なことばかり言う人でなしのクズね
霧雨くんは
奥さんが可哀想だわ
でもクズなりに今クズなことをさらけ出しながら告白してくれたのは
嬉しかった
いいわ
あなたが勝てたらわたしをあげる
かかってきなさい!!]
小波が…笑った!!




