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夏の海の小波  作者: かたぎり
13/26

羽衣という男

[拙者が敗れるとはな…驚いたよ]

羽衣は目を覚まし静かに笑った


念の為 羽衣は大量の藻で縛りあげている


[あなたの忍者としての実力と人のよさにつけこんだだけですよ

小波と僕が知り合いだとしっても僕を痛め付けて口を割らせるどころか僕と闘おうともしませんでしたよね

無関係な人間を巻き込みたくないという主義や優しさを感じて

あなたがそんなに悪い人じゃないと感じていました



そしてターゲットのことくらい調べているでしょう

小学にして巨大クラーケンを水中で倒し

山で熊を倒す小波を殺そうという人だ

弱いはずがないどころか化物級の強さだというのは予想はついてました



あなたの人格と化物級の実力と地形を利用した奇策が上手くはまっただけです

あなたが本気で僕を殺す気ならとてもじゃないが敵いませんよ

僕にはジャンプで人の頭を飛び越えることなんてとてもできませんし]


[いや、拙者の完敗だよ

忍とは本来目的をこなせることを最優先としており成功法で闘うことをしずとも目的もこなせるならわざわざ成功法で闘わない

例えば依頼が要人の暗殺ならばわざわざ要人と戦闘にならずにすむなら要人に気が付かれることなく暗殺する方法をとるのだ

拙者の技や力あくまでよろずの目的をこなせることへの補助にすぎないのだ


忍は結果を優先する どんな手を使っても


お主は拙者を人 力 共に読み

拙者に力を出させずに拙者を倒した

正に忍の闘い方であった

拙者はまず忍としてお主に敗れた


だがお主は拙者に止めを刺してはいない

それなら…]


羽衣は腕力で大量の藻を引きちぎり

自由の身となった


しまった!侮っていた!!


[これで再びお主と闘い

そして倒し

小波美魅見を殺しにいく!!

といいたい所だが


本来お主は拙者の忍としての仕事とは無関係

なのでお主と闘った拙者は忍ではなく

肉体と技を鍛えた 一武人に過ぎぬ

その武人が全力も出しきれぬうちに敗れたのだ


忍としての流儀

武人としての個人


共にお主に敗れた上お主に止めを刺されずに恩情で生かされた身とあってはもう忍や

武人以前に人として勝者に従うしかなかろうよ]



羽衣さんは小波美魅見の暗殺は断ってくると笑って去っていった


やはりなんだかんだで悪い人ではないのだろう

あんな人が依頼によっては殺人にも手を染めてしまうなんて


人にはそれぞれ理由があるのだろうが

少し哀しい気分になった

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