ザラメ対 羽衣
僕は羽衣に向かって長い藻が絡んだ木の棒を振り降ろした
羽衣はそれをクナイで僕の後ろへ弾き飛ばす
僕が後ろを思わず振り向いたら
羽衣は後ろへ着地した
僕の頭には微量の砂が被っている
羽衣はなんと僕の頭上を飛び越えたのだ
[すまんな お主の心意気無駄にはしたくないがやはり部外者は巻き込めんよ さらば]
そう言って僕に背を向けた
瞬間僕は持っていた貝と砂をおもむろに羽衣に投げた
[甘い]
羽衣は振り返りクナイや手裏剣を投げ
貝殻を全て打ちおとした
[お主!!]
羽衣は両目を擦っている
そう僕は貝殻と一緒に砂を投げつけていたのだ
そして僕は長い藻の絡まった木の棒を拾い
羽衣に降り降ろした
しかし両目を瞑ったまま羽衣は後ろへ一二歩下がり避けた
[すまんな 気配でわかるよ]
[ええ、予想通りです]
闘いを予想したときから羽衣との話の最中に作って置いた仕掛けが発動させた
木の棒に結んで置いた藻の輪が空振りしたとき羽衣の体を頭から通り抜ける
両目を瞑ってしまっている羽衣には藻の輪は見えないし
棒に結んであり僕の意思する方向に動かせない藻の輪の気配は棒の気配に気をとられて読めなかったのだ
そして僕は手前に棒を引く
すると
シュルシュルと藻の輪は小さくなり
羽衣の両足の自由を奪い
羽衣は後ろへ転倒し
頭を岩にぶつけ気を失った
[…岩の位置までは正直計画外でしたが…
ふーっ……
僕の勝ちです!!]
僕は座りこんだ




