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第二章:新たなガチャと未知のスキル

第二章:新たなガチャと未知のスキル


【ダンジョン 第2層:黒騎士撃破後】


「……やっと倒せたな。」


黒騎士の残骸を見下ろしながら、俺は息を整えた。


さすがはダンジョンの守護者クラスのモンスター。

物理攻撃が効かない時点で厄介だったが、フィオナの魔法剣と錬金強化の力で何とか攻略できた。


俺は戦利品を確認するために、黒騎士が崩れた場所へと近づいた。


【アイテムドロップ】


✅ 黒鎧の欠片(SR):強化防具の素材。

✅ 闇の魔石(SR):魔法強化の触媒。

✅ 黒鉄の短剣(SR):特定の進化武器素材。


「いい感じの素材が手に入ったな。」


特に**「闇の魔石(SR)」**は、今後の強化に大きく貢献しそうだ。

俺はそれらをバッグに収納し、フィオナの方を振り返った。


彼女はまだ、戦闘の余韻が残っているのか、短剣を握りしめたまま呼吸を整えていた。


「お疲れ、よくやったな。」


「……ありがとうございます。」


フィオナは少し照れたように俯く。

どうやら、自分が役に立ったことが嬉しかったらしい。


(初めての実戦でここまで戦えたなら、十分だな。)


俺は次の準備に取り掛かるため、ガチャを開く。


「さて……ここからが本番だ。」


【ガチャ起動】


俺の目の前に、青白い魔法陣が浮かび上がる。


【ガチャポイント:120P】

•スキルガチャ(20P)

•アイテムガチャ(20P)

•召喚ガチャ(50P)

•レアガチャ(80P)


「……結構溜まってるな。」


黒騎士撃破の報酬として、ガチャポイントが一気に増えたらしい。


(どれを引くか……)


少し考えた後、俺はスキルガチャと召喚ガチャを引くことに決めた。


「まずはスキルガチャだ。」


ガチャポイントを20P投入し、スキルガチャを回す。


魔法陣が光り、画面に新しいスキルが浮かび上がった。


【スキル獲得】


✅ 錬金適応(R)

•錬金時の成功率が上昇し、新たな合成パターンが解放される。

•未知のアイテムを作成できる可能性が増える。


✅ 影縫い(SR)

•対象の影を固定し、一時的に動きを封じるスキル。

•影がある限り効果が持続するため、戦闘や拘束に有効。


「……影縫い? 面白いスキルだな。」


戦闘時の拘束手段としては、かなり優秀だ。

特に、素早い敵や飛行系のモンスターに対して有効だろう。


次に、**召喚ガチャ(50P)**を回す。


「頼むぞ……!」


ガチャを回すと、再び魔法陣が光る。


【召喚獣獲得】


✅ ゴーレムの核(SR)

•錬金召喚でゴーレムを生成可能なコア。

•素材を追加することで、属性や形態を変化させることができる。


「……ゴーレムか。」


スライムナイトとはまた違う、物理防御型の召喚獣。

しかも、錬金によってカスタマイズできるコアが手に入ったのは大きい。


(これは、錬金精製で進化させればかなり強くなりそうだ。)


俺は早速、錬金精製を発動した。


【錬金精製:ゴーレム進化】


俺はゴーレムの核に、先ほどの**黒鎧の欠片(SR)と闇の魔石(SR)**を融合させる。


魔法陣が展開され、強力なエネルギーが発生する。

ゴーレムの核が闇色に染まり、形状が変化していく。


【進化召喚:黒鋼ゴーレム(SSR)】

•闇属性の強化を受けた防御型ゴーレム。

•通常のゴーレムよりも圧倒的な耐久力を誇る。

•スキル:「暗黒装甲」──受けた物理攻撃を半減し、衝撃を吸収する。


「……よし、完璧だ。」


進化したゴーレムのコアを手の中で転がしながら、俺は満足げに頷いた。


(これなら、次の階層も問題なく攻略できそうだな。)


フィオナも、俺の進化召喚を見て驚いている。


「すごい……召喚獣って、ここまで進化できるんですね。」


「錬金と組み合わせればな。」


俺は笑いながら、ゴーレムのコアをバッグにしまう。


「さて、次の階層に行くぞ。」


フィオナも気を引き締めるように頷いた。


「はい!」


こうして俺たちは、ダンジョンのさらに深部へと進むことになる──。


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