外伝 ある男の大変な一日
外伝です。
助けた男の話です。
メインストーリーには多分関係ありません
ジリリリリリ
目覚ましの音が鳴り、私の一日が始まる。
ある企業の社長である俺は珍しく休日をもらっていた。
「今日は娘と散歩にでも行こう」
そうと決まれば善は急げだ。娘を呼び出し、高級住宅街から出て森へと向かう。
たまに木を切っている木こりの作業音が聞こえる。
貧乏人は大変だなと思いつつまだ涼しい朝の森を散策する。
それから数十分経った後に森を進んでいる四つの足を止め、Uターンし、高級住宅街に戻る。
その途中、突然大きな鳴き声が聞こえた。
聞き覚えのない鳴き声に不安になり、歩く足を早める。いち早く家に付く為に、俺と娘が生き残るために。
しかし、奴との距離は無慈悲にも近くなっている。音で分かる程デカい図体をしている。一応俺はカラテやレスリングの経験者なので並のゴブリン位は倒せるが今回は力の差が見なくても分かる。
そう考えていると行き止まりに止まってしまった。
「俺はここで死ぬのか…?」
最悪の可能性が確信に変わっていく。
(ああ、ここで死ぬしかないのか)
そう諦めかけたその時
???「オラッ!」
俺より小さい、それこそうちの娘よりも小さい位の子どもがデカいゴブリンに斧を一発ぶち込んだ。
ーーーーーーーーここからは第2章参考ーーーーーーーー
≪( ⊃ ᐛ ⊂)≫中略デスワァァァァ
???「大丈夫か?」
俺を助けてくれた少女?の名はオトハと言うらしい。俺達を助けた代わりに町に案内しろとお願いしてきた。娘と談笑しながら安全に自宅に戻った。
途中ですごい速さで戻っていったがなんだったんだろう。
なんやかんやで村に着き彼女を村に案内し再び帰路について家についた。家の中では使用人が掃除をしている。
その中の一人の使用人が手紙を差し出してきた。
今日は休みだというのに仕事を押し付けてきやがった。
仕事内容は売上の上がらない質屋の買収
しかし社長である俺は仕事をきちんとこなさなければ社長の座をすぐに奪われるだろう。
ということで重い腰を上げその質屋に出向いた。
そこでまた会ってしまったのである。さっき俺をゴブリンから助けてくれたオトハだ。
どうやら木を売りたいらしいが、彼女の背の小ささが仇となり店主に気づいてもらえない。
そのタイミングで彼女は俺の存在に気づき助けを求める。
俺は彼女を持ち上げ、店主と話をさせた。無事木は売れて、俺の番が来た。
店主「買収...?」
「ああ、そうだ。そうすりゃここは破産せずに店を続けられる。」
そう言って買収によるメリットを話した。
店主「ほう、中々良い提案じゃねえか」
店主「決まりだ。これからよろしくな'社長'」
買収が決まり、手続きをして、色々やっているともう夜になっていた。
途中の話は第2章見てください。
顔文字?知らんな