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第2章 出会いと異変

かなり時間がかかりました。

多分一ヶ月以上かかりました。やる気が起きなかったからです。

「グォォォォ…」

どこからか何らかの鳴き声が聞こえる。鳴き声に混じって悲鳴がいくつか聞こえる。

とりあえず見過ごす訳にはいかないしこのまま切った木の置き場所に悩んでるなら襲われてる奴らを助けて、対価としてこの世界について教えてもらう方が早い。

そう決めたならやることは一つ。声がした方向に一直線に走り始める。

数分後、声の元にたどり着いた。

そこには大人の男とその子供であろう女の子が助けを求めていた。つまるところ親子だ

そして彼らを襲撃しているのは…ジャイアントゴブリンとゴブリンナイツ!?

おいおいおい、あいつらはもうちょい奥の地方にいるって聞いたぞ!?

つまり…今のこの状況は確かな異変であり、私が撃退してもそれは時空界でも正当性があるため遠慮なく戦える。

そう感じ、自分の武器である斧に力を込めジャイアントゴブリンにぶち込む。

流石上位種、肉が硬い

ゴムを擦ったような不快な音が響く。

オトハ「まずい…」

力を込め、火力を上昇させたとしても、元の武器が粗悪な品の場合の火力はそこまで高くはない。

ならば逆転の発想だ。武器を捨て本気で殴りかかる。肉で塞がれるなら頭を殴り再起不能にすればいい。

そして頭を殴った瞬間鈍い音が鳴る。

…これ逆転か?

木を倒しながら倒れるジャイアントゴブリンは死体は残さず消滅した。

あとは取り巻きのゴブリンナイツ達だが

男「ウワアアアア」

あの親子の元に向かいまた襲撃を開始しようとしていた。

私は地面を蹴り、脚で甲冑を被ったゴブリンに蹴りを入れ、吹っ飛ばした。

オトハ「ホームラン…」

おっと、最初の目的を忘れていた。

オトハ「大丈夫か?」

私は親子に手を差し出す。

男「あ…ありがとうございます。あなたは…?」

オトハ「オトハだ。そして君らに教えて欲しいことがある。」

男「何でしょうか?」

オトハ「町の場所を教えてくれないか?」

男「勿論、命の恩人には恩を返さないと。

  それじゃあ、移動しようか」

そう言ってその男が立った後にある事実に気づいた。

自分の身長が彼の半分位しかないということだ。

つまりこの人達から見ればいきなり小さな子供が、自分達を襲っていたゴブリン達を倒したというあり得ない現象が起こったということだ。

女の子「きみすごいね~」

オトハ「そうか?そう言ってもらえて光栄だ。」

女の子「あははっ!むずかしいことば使うんだね!」

そんな他愛もない話をしていたら思い出した。

オトハ「木持ってきてない…」

私は自分でも驚く程の速度でさっきの場所に戻り木を回収し親子のところへ戻った。

そこから数十分歩き、ようやく町へ着いた。

親子に感謝を伝え、木を売りに質屋へと向かう。

その途中、厄介なのに捕まった。ナンパだ

ナンパ人「(*´Д`)ハァハァちょっと君変なことしないから付いてきて?」

訂正、変態だ

しかしいくら変態でもこの町の住人だ。危害を加える訳にはいかない。

どうする…

???「おい、そこのお嬢ちゃん」

おっと、本当のナンパ登場か

変態「なんだよ。こいつは俺の獲物だよ」

ナンパ「ああ?お前じゃねえよ。なら殴り合って決めるか?」

丁度いい、この隙をついて逃げよう。

なんやかんやあってあの一件の数分後に質屋に到着した。

カランカランと鐘の音が鳴る。

私はレジの方へ向かい会計の所にいる寝ている男を起こして手っ取り早く木を売ろうと思った。

ゴンゴンゴン

机を叩き男を起こす。

店主「なんだ?…イタズラか?」

あ…今の私は多分彼に見えていない。多分テーブルに隠れている感じになっている。

カランカラン

もう一度鐘の音が鳴る。

誰かが入ってきた。

オトハ「あれ…」

男「君は…」

間違いない。あのゴブリン達から助けた家族の男だ。

オトハ「さっきぶりだな。いきなりで悪いがそこの店主と話をさせてくれないか?身長が小さすぎて気づかれてないみたいだ。」

男「もちろん、私も彼に話があるからね。」

男「すみませーん」

店主「ああ?なんの用だ」

男は私を持ち上げこう言う。

男「この子の話を聞いてくれませんか?」

店主「こんなちびっこがなんの利益になんだよ。さあ、帰った帰った。」

オトハ「おっと、それは外を見てみてから言ってほしいな」

外には私が切りに切りまくった森の木があった。

店主「こ...これはえげつない量だな...それに質も良い。」

オトハ「で、これを売りたいんだがいけるか?」

店主「ぜ、ぜひ!うちで買い取らせて下さい!」

契約成立だ。しばらくして、店主が金貨を持ってきて、私に渡してきた。

店主「こちら木の代金125Gです。」

思ったより稼げたな。60G貰えれば良い方だと思っていたが、その2倍とは

無事その木を売った私は再び変態とナンパ師の争いに巻き込まれたのであった…

クッソ!

一応値段設定は1G=1円ではありません。

読み方はギガではなくゴルドです。

遅れてすみませんでした

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