第8章 世界最強②
Switch2当たらん
運ばれてきた酒を飲みながらメンバーとファウエルと色々なことを話した。のだが…
ヴィウ「ルートー!これ見て!酷くない!?」
ルートー「えーと、それは...何?」
案の定ヴィウのダル絡みが始まった。
それを宥めているとファウエルがこっちを向いて聞いた。
ファウエル「ところで君のギルドランクは何ランクなの?」
オトハ「私に聞いてる?」
ファウエル「そう。君」
オトハ「今んとこFランクだ」
ファウエル「驚いた。その力を持っていてもそこなの?」
オトハ「まだ入ったばかりだからね」
ファウエル「じゃあ私と昇格試合でもする?」
だいぶ軽いな…っと思っていると酔ったヴィウがまた絡んできた
ヴィウ「え〜もう戦うとこ見てお腹いっぱいだよ〜」
オトハ「...らしいよ。今はお互いに魔王を倒す目標に向かうのがいいと思う。もし君が私と戦い合いたいなら後で連絡くれると嬉しいよ」
ファウエル「いいのか...?'後で'なんて来るのか?」
オトハ「分かった。じゃあ次の休み教えてくれ。その日にこの酒場前で落ち合おう」
ファウエル「なるほど...今は万全では無いと?」
私はヴィウを指さしながら頷いた。
ファウエル「では3日後はどうだ」
オトハ「私はそっちに合わせるよ」
そんな話をした後、ファウエルはどこかへ向かい私達はヴィウに水をガブ飲みさせて酔いを覚めさせた。
しばらくギルドからの依頼はないらしいのでデビルスネーク討伐の賞金を貰ったあと宿に泊まった。
...その夜、私はある儀式を行った。時空を移動できる渦を出し、入る。渦を抜けた先は夜ではなく昼。
太陽が照りつけている中で入口を探す。
上品なレンガで構成された家の間の路地裏を一つ一つ確認し、ようやく見つける。闇業界への入口だ。
地下へ地下へと続いていく階段を降りる。
「やあ」
聞き慣れた声が聞こえる。はっきりとした、なおかつ静かな声だ。
丸っこいフォルムに二重丸。外側の色はそれぞれだがこれが私たち''審判者''の基本形である。
声の主つまり店主は気さくに話しかける
「久しぶりじゃないか。引きこもりさん」
オトハ「もう世界を持ったんでね。引きこもりとは言えないよ」
「そうかそうか。やっと持てたんだな」
「んで?ここに来たのは理由があるんだろ?」
オトハ「そうそう。前の世界での武器を今の世界じゃそうそうないからここならあるかなって」
「前の武器って言ったら…ああ、ショットガンね。ハイテクなもん入ってるよ」
オトハ「リロードがいらない奴に比較的射程が長い奴ね...」
オトハ「じゃあリロードいらない奴1つ」
「毎度あり」
オトハ「ところでそっちの世界はどう?」
「最近自分を魔王だと言い出す輩が出てきて色んなヤツを捕まえて回ってる」
「ここもつい最近襲撃されて…まあ少しどついたらすぐ退散して行ったがね」
「だが治安が悪くなっていくのも事実だ」
「おっとすまない。喋りすぎたね。それはそうとそっちはどうだい」
オトハ「早速最強級のヤツに勝負を挑まれたね」
「それは...''アレ''を無くした君にとって厳しいだろうね」
オトハ「全くその通りだ」
「そろそろ営業時間終了の時間だね」
オトハ「もうそんな時間か。楽しかった」
「また会おう」
店主にそう告げ私は元の世界へ帰った。
意外とファウエルの部分少なくて②にしなきゃ良かったって思ってる。