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これは小説ではない。
中学キモオタ、高校ぼっち生活、そして現在大学でしょうもない毎日を送るこの俺の、まあコミュ障ぼっちはこういう人種でこういう人生を送ってるんだよってことを伝える自分語りみたいなもんだ。
俺は現在20歳。
「人生で一番辛かったことは?」って聞かれたらもう光の如きの速さで口を開き「高校生活」と答える自信がある。
高校生活。
この4つの漢字を見るだけで忌まわしき過去の記憶が走馬灯のように蘇り、我に帰った時には吐き気を催してるレベルだ。
むしろはやく吐きたい。このクソみたいな記憶を体から取り除きたい。
そんな思いがある。
だけども大学に入って2年が経った今ですら、こんな記憶は誰とも面向かって言える気がしない。
誰にも愚痴れない。
だから俺はここに書き留めることにした。
高校でぼっちだったヤツ、現在進行形でぼっちのヤツ、そしてこれから高校に入るぼっち予備軍のヤツ。
安心してくれ、世の中には真のガチぼっちが存在する。
俺の話を聞いて、みんな引いてほしい。馬鹿にしてほしい。
そして「こんなヤツがいるのか」「こんなヤツにはなりたくないな」と思ってくれ。