序章狐子供を拾う
はい!どうもお久しぶりです!!
また新しいのを書いていきます。
みてくれたら幸いです!
ここは魑魅魍魎が住う東の島、その島の中央に
ある。古く貫禄のある武家屋敷、その中に暇を持て余している狐が一匹・・・・・・
「あぁ〜、暇じゃとてつもなく暇じゃ何か面白いことでもおきんかのぉ。」
やる事がないのか、とても退屈そうにしている狐
(うーむ最近本当にやる事が無くなって来た、
いかんなぁ、退屈は一番嫌いじゃ)
そう、狐は退屈、強いて言えば狐にとって面白くないものが嫌いである。しかしこの狐は三千年以上は生きている、そんな狐が退屈するのは必然的でもあるだろう。
どうしたものかと悩んでいると、
「ぉーゃーーぁー」
「ん?この声はハクr「親方様ァ!!」ええい!
ワシが喋っとるのにかぶせるでない!!」
無駄にうるさいこの狼、名をハクロク。この狐に助けられた恩義を感じ忠誠を誓っている白毛の狼である。
「申し訳ありません親方様!ですが西の海辺にて
妙な鳴き声がするので、その事を伝えに参りました!!」
「ほう、妙な鳴き声とな?」
「はい!何やら『ねぇーねぇー』と、聞いた事のない鳴き声で鳴いているので新手の妖ではと思いこうして親方様に伝えに参りました。」
「なるほどのぉ.........どれ退屈していたところじゃ
その鳴き声のする方へ案内せい」
「はっ!こちらです。」
ハクロクが伝えに来た事は別段興味の湧かないものであったが、退屈で暇をしていた狐は暇つぶし程度にはなるだろうと思いながらハクロクについていく。
〜西の海岸〜
ハクロクについていき着いた見慣れた西の海岸
に到着した狐。
「この辺りで鳴き声が聞こえて参りました!」
ハクロクの証言の元鳴き声のありかを探す狐
「ほう、この辺りにのぉ.......」
辺りを見渡すとあるのは澄み渡る青き空、そして海、聞こえてくるのは鳥の鳴き声と繰り返される波の音、されどハクロクの言ったような鳴き声は聞こえてこない。
「ハクロク本当に聴こえたのか?、そのような鳴き声一切聴こえないが。」
「ふむ、おかしいですな確かに聴こえて来たのですが.........むっ!親方様少し耳をすませて下さい」
ハクロクに言われたように耳をすませていると
『ねぇーねぇー』と、確かに聴こえて来た。
「おぉ、聴こえてたぞ、どれワシが見に行ってみるか」そう言うと狐は鳴き声のする方に歩み寄っていく、「親方様!そのような手間は某がやりますので親方様は待っていてください。」
ハクロクにそう言われるが、久し振りの暇つぶしができるかも知れないので狐も気分が高揚している。
「固い事を言うでないハクロク、久方ぶりに暇つぶしができるかもしれんのじゃ、ワシ自身が行かなくてどうする?」そう言うと狐は無邪気に笑う
その笑顔は老若男女問わずに見惚れてしまうほど綺麗な笑顔である。この笑顔を見てしまえば、何でも許せそうなほど魅力的である。だが、これしき無理だと諦めるハクロクではない、
「そのような顔をしても駄目です!!もし危険な妖や物ではどうするのですk「おぉ、この揺かごの中から聴こえてくるわ」ってもう見つけている!」ハクロクの話などまるで聴き流すかの様に無視し、声のする揺かごを見つけた狐。
『ねぇーねぇー!』
「ふむこの鳴き声何処かで聞いた事がある様な、
どうじゃったろうか?」
そう言いながら狐は揺かごの蓋をあけた。
「やはりのぉ、思ったとうりじゃったな。」
狐が開けた揺かごの中には産まれてから生後半年も経たぬ赤子であった。
「むむ!親方様この赤子、妖力が御座いませんが、妖では無いのですか?」
「あぁ、そういえばハクは見た事なかったのぉ、
この赤子は妖ではない」
そう狐が拾った赤子は妖では無く、妖とは全く違う生き物である。
「この赤子は人間の赤子じゃ」
さぁ、これから始まるは笑いあり涙あり(?)
の物語語るのは私
それでは始めましょう。
これからも頑張って書いていきますので
よろしくお願いします!