Red moon.
僕らが生まれついたところは
丸くて赤い月の下
失くしてしまった赤い月は
もう手元には戻らない
丸く膨れた月の色は
赤というより薄暗く
鮮やか過ぎたその色を
脈打つ事無く失くしてく
気丈に振る舞う君の気持ちが
僕には少しわからない
涙の一つも流さずに
心残りはないといい
笑顔で着替えた君の決意が
もう何も
もう何も
手に取り見てみるまでもなく
指の間をすり抜けて
かける言葉が見つからない
髪をなでる事ですら
気持ち悪いと涙した
知らないカケラのIdentity
失くした月と子供たち
空へ出ていったRed moon.
一人で
歩いていくんだね
ありがとうございました。