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バレンタイン編② 沙織視点

(ふふ)


バレンタイン当日の朝は雲ひとつない快晴だった。街いく学生、勤め人たちは憂鬱そうな顔で歩いていく中で


(できた)


わたしは嬉しさを隠せずに微笑みながらスキップ気味に歩いていた。不格好だけど引火せずにガトーショコラを作れた。


(わたしでもできちゃった!)


しかもわたしが作ったにしてはちゃんと美味しくできた。あとは切り分けてラッピングして持ってきた。


(喜んでくれるかな)


はっきりいって完璧だ。わたしにしては。

あとは渡すだけ。自信がある分、どんなふうに喜んでくれるのか想像するだけで


(ふふ)


きっと


"嬉しい!ありがとう!"


大袈裟って思うくらいに喜んでくれると思う。


(ああ、早く渡したいな)


会社へ向かう足取りも軽くていつもより10分くらい早く着いてしまった。


(ふふ)


オフィスビルのエントランスを抜けて


(まだ人も少ないだろうし)


エレベーターで10階へ。


(普通に渡せそう)


ルンルン気分で開いたドアからオフィスへ出ると


「受け取って下さい!」


目の前には女性が一列に五十人くらい並んでいて手に持ってるチョコを


「……ごめんなさい」


瞬へと1人ずつ渡そうとして断られていた。


「えっ」


その光景はまるでトップアイドルの握手会のようだった。


「えええ!」


何この光景。

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