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接触〜シモン〜

 疑問に思ったことがある。

 「仁さんそのポスター、本当にモイラが貼ったんでしょうか?だって今まで遺体にはなんの痕跡も残されていなかったんですよ、なのにいきなりポスターから指紋が」

 「俺もそう思う、でもな、今俺たちはヒントはなんでも欲しいんだ」

 そういう仁さんは唇を噛んでいる。あえて何も聞かないでおこう。そう決めて車に乗った。

 ポスターに着いていた指紋を調べてた結果、都内在住の男子大学生だと判明。駅の近くのアパートに住んでいことが分かっている。浜崎ハマザキ ワタル

 私たちがインターフォンをならすと10秒ほどで出てきて、「ハイ?どちら様?」と聞いてきた。

私たちは警察手帳を見せる、その途端、渉の顔が青ざめる、次にポスターのことを話すと膝を落とし、土下座をした。

 「すいませんでした!やはり、やっぱり、やめておけば良かった」

 この人がモイラなのかと思ったら、以外な言葉が続く。

「変な、変なバイトなんてしなければ良かったッ!」

 何?これで疑問が解けた。モイラはSNSなどで一般人も使っているんだ。

 「なんか、SNSいじってたら、ポスターを貼ってくるだけで一万が貰えるって」

 聞けば、そのバイトを受けたら、ある公園を指定され、行けば紙袋が置かれていた、中にポスターが入っていて、それを本屋に貼り、その写真をモイラと思わしき人物に送り、公園に戻ると一万円札が入った袋が置かれていた。

と言うことだった。

 「いちよう、その送り主のアカウント見してくれるかい?」

 「は、ハイ」と渉はスマホをスクロールさせるも虚どりながら「あれ、?あれ?」と焦る。渉は私たちにスマホを見せつけるとそこには「このアカウントは存在しません。」と映っている。

 「やっぱり、使い捨てのアカウントですね」

 おそらく、これで捜査は0から動いていない、そう考えたとき、電話がかかり、仁さんが出る。

 『アカサカリョウという人物が見つかりました、現在〇〇区在住、45歳、前科があります』

 決まりだ、この人はモイラに殺される可能性が高い。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 段々とストーリーが進んできてる [一言] もっと人物に癖があった方がいい
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