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第7話 嵐電。そして、予定の変更

 これから乗る『嵐電らんでん』ですが、『嵐電』は通称で、正式には京福電鉄といいます。


Q 京福の『京』は京都の京、じゃあ『福』は?



A 福井の『福』。





 なんと、京都から福井までを繋げる鉄道を目指して設立された会社なんです。



「でも、京都の西側にちょっと線路があるだけじゃん!」


 そう思う方も多いでしょう。




 実は、この京福電鉄、昔は沢山路線をもってたんです。


 例えば、『叡山電鉄』。出町柳から比叡山や鞍馬方面に伸びる鉄道です。こちらも以前は京福の路線でした(※八瀬比叡山口駅の側から伸びる、叡山ケーブル・ロープウェイは今でも京福傘下)。


 そして、『えちぜん鉄道』。福井県北部から東部に掛けてを広くカバーする第三セクターの鉄道です。こちらも以前は京福でした。


 これらが走っていたところを繋げると、どういうルートを通したかったのか何となく見えてきます。


 聞くところによると、どうやら建設中に資金が足りなくなり、京都市内ですら全通させられない状況になった。そして、何とかやりくりしながら運行していたけれど、経営が苦しくなって、色々切り売りしながら現在に至る。といった感じです。




 変な豆知識が長くなりましたが、この嵐電、ワンマン電車で、ほとんどの駅ではバスのように運転席の後ろの料金箱にお金を入れます。ですから、乗るドアは自由でも、ほとんどの駅では一番前のドアからしか降りられませんので、座る場所は考えておく必要があります。


 また、この電車、何駅乗っても料金は220円です。ですから、利用する回数によっては、1日乗車券を買った方が安く付くケースもありますので、ご利用は計画的に。






 今回は、本線に嵐電天神川まで乗車します。そして、ここから地下鉄東西線に乗り換える予定です。


 帷子ノ辻(かたびらのつじ)で北野線に乗り換え、御室仁和寺おむろにんなじ・もしくは北野白梅町きたのはくばいちょうまで行って、仁和寺や龍安寺、北野天満宮などを見学した後、バスを使って移動するのも良いのですが、このご時世です。バスは密が怖いので、地下鉄を使うことにしました。


 久しぶりに仁和寺見たかったんですが、今回は諦めました。







 その後は、地下鉄を使って三条京阪まで行き、京阪電鉄に乗り換えて、出町柳から下鴨神社を目指します。


 参拝後は、加茂みたらし茶屋で、みたらし団子と磯辺餅を食うんだ!



 こう考えて、地下鉄の車内でスマホを開いたところ、衝撃情報が。



「加茂みたらし茶屋 本日定休日」



 完全に予定が狂いました! ここで摂る予定だった みたらし団子と磯辺餅は、半ば昼飯のつもりでしたので、食事の当てが完全に外れてしまいました。その意味でもかなりキッツイです。


 急遽予定を変更しなければなりません。





 ちなみに当初、下鴨神社の次は、出町柳駅から京阪電鉄を使って宇治に行く予定でした。


 下鴨神社をスルーするなら、三条京阪で京阪線に乗り換えて、直接宇治を目指すこともできますが、京阪本線から宇治線への直通運転はなかったはずなので、中書島ちゅうしょじまでもう一度乗り換える必要があります。


 それなら、地下鉄で終点の六地蔵駅まで行って、そこからJR奈良線に乗り換えれば、1回の乗り換えで宇治に着きます。


 たしかJR宇治駅前には、中村藤吉本店とかあったはず。宇治で抹茶スイーツとしゃれ込むことにいたしましょうか。

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