第1話 「そ○だ! 京都行こう!!」
エッセイ大好き鶴舞麟太郎です。
私はエッセイも大好きなんですが、旅、特に京都に行くのが大好きです。
ところが、ここ3年ばかり、コロナの関係で遠出ができませんでした。ですから、定期的に京の物産を取り寄せるなどして、心を慰めていたのです。しかし、流石に3年も経つこともあって私の心の『京都分』は枯渇しかけていました。
心が『京都』を求めてやまなかった、そんな11月のある日、職場のシフトの関係で、急遽代休がもらえることになりました(※別日に出勤することには変わりないw)。
その時、私の脳に天啓が降りました。
「そ○だ! 京都行こう!!」
しかし、11月下旬と言えば、京都は紅葉のハイシーズンです。以前のお手上げ満員電車の苦い思い出を繰り返さないためにも、まずはネットで空席の確認しました。すると、平日と言うこともあってか、新幹線に空席があるではありませんか!
こうして、2022年11月。私の3年ぶりの京都の旅が決定されたのでした。
翌日(!)朝6時半、私は東京駅の新幹線ホームに立っていました。
家を始発で出ると、ちょうどこのぐらいの時間に、東京駅に着くんです。
京都着は8時半過ぎ、そこからの乗り換えはタイトですが、頑張れば、嵯峨嵐山駅に9時前に着きます。9時開門の寺院も多いので、前日入りしなくても、この予定なら存分に京都を楽しめます。
私は東京駅で買った、『えび千両ちらし』を片手に、私は新幹線に乗り込んだのです。