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三騎将

 三騎将…。それは、本来四騎将として、代々ウェザースの4ヵ国の騎士団長や、それに準ずる者に与えられる称号であった。

 だが、SSTTの暴走により、ウェザースの平穏が乱されて以来四騎将ではなく、三騎将の呼び方が主流となっていた。無論、その称号を得るのに相応しくない実力が無ければ、騎将の称号を剥奪される。三騎将は、聖武具やそれに匹敵する、あるいはそれを使いこなせる武術の達人でもあった。

 レッドスター・バルザン(クラウディアス王国騎士団長)聖武具、マクラウドブレイド(クラウディアス王国騎士団長のみが持つ事を許される大剣)そして、聖武具ではないが、バルザンはクラウドブレイバと言う大剣の二刀流の使い手で槍も使える大陸最強クラスの戦士であった。彼の宿命のライバルがSSTT騎士団長ホワイトジュエル・ガムノイアー(元騎将)であった。

 ブラックホール・レグムート(アメノムラクモンチュア王国親衛隊隊長)聖武具、レインシールド・ムラクモソードの使い手で、その技術力はバルザンを越えるとも言われる。ムラクモ王の信頼も厚く、その甘いマスクでアメノムラクモンチュア王国での人気は半端ではない。

 イエロータイガー・セバスチャノス(ハレルヤ共和国防衛隊長)聖武具、クラウドボーガンの使い手で、ウェザース最強のスナイパーである。弓矢の扱いにも長けている。若き熱血漢で、いつも兵士と共に最前線で戦う。

 以上の3人を人々は三騎将と呼んでいた。そこに良好がいなかったのは、彼女の存在をバルザン等が隠していたからである。クラウド王は民衆の混乱を避ける為に、良好の存在を明らかにはしていなかった。まともに勝負すれば良好が圧倒してしまうのは、目に見えるし目立つ。その為、良好はクラウド王の命令で、第4方面軍司令部直属の特殊部隊に配備していた。10数名の部隊員以外にはバルザンとクラウド王以外は良好の存在は知られていなかった。とは言え、戦いとなれば、良好の能力は欠かせない。

 小さな部隊だが、先攻して突入する重要な部隊であった。サンエンジェルステッキの力を持ってすれば、女神の持つ魔法力で敵を圧倒する。それを見るのは10数名とバルザンにクラウド王だけ。その作戦は今のところ完璧にはまっていた。まぁ、知られたからどうなると言うものではないのだが、事実としてクラウド王やバルザン等が国民に知られてはまずい。軍の威信に関わる。とでも思ったのだろう。

 事実上、三騎将+良好=四騎将のようなものであり、これ等有力者以外にもバルザラントなど、AKHには、有力戦士が豊富にいた。

 

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