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成人式

こんにちは、紫雀です。

今年の鳥取県倉吉市で3日に開かれた成人式で、

新成人の一部が進行を妨げ、成人式実行委員会が計画していた

イベントの一部が中止に追い込まれる騒ぎがあったらしい。


アホすぎる。

クイズ大会のイベントが中止になり団体責任とばかり、連座させられた

同級生諸君は気の毒という他は無い。


昔じゃ考えられなかった話。

鳥取市の方でも、今年は1月3日にあり

姪が式典に参加した。


その一月程前の事、

姪は私が持っている昔の振袖を着て参加すると言ってくれた。

嬉しくて舞い上がった。

姪が着ると言った着物は、昔、某有名歌手が

紅白歌合戦で着て話題をさらった逸品だ。

黒地にところどころグレーで仕切った配色がベースになった地紋に

鮮やかな色の蝶が舞飛ぶ刺繍が施してある。

現代のてんこ盛り柄と違ってすっきりとしたデザインだ。


小物類をそろえるのが大変だろうと思って

家に帰ってみると、成人式の十日まえだというのに

姉は全く着物の準備をしていなかった。


着物って着物だけで着れるわけじゃなく

肌襦袢、長じゅばん、伊達締め、伊達襟、帯、帯揚げ、帯締め

など小物類も5や10じゃきかない。


それだけでも大変なのに、体形補正のためのタオルや

頭に飾る髪飾りやピン、足元を飾る草履。バッグ、ショールなど

下見すらやっていなかった。


のんきすぎる……(`ε´)。

着物を全部持ち込みなら、

何日も前から準備しておくのがセオリーってもんでしょう。

美容院に何がどれだけ必要か聞く。それすらもやってなかった。


なのに、たった一時間、準備の為に実家にこさせたら

その時間を惜しむ発言。


「あーっ、もう、忙しいのに、一時間も時間くっちゃった。」

『はあっ?私なんか一時間どころか半日かけて準備してんのに……。』

「あと、腰ひもと足袋探しといてね。もう、帰るわ。」

なんですとぉー!衣装がそろってないのにもうかえるぅー?


人に準備さしといて、自分はもう帰るってぇー。

てめぇには自分で準備しようという気持ちはないのか。

「あーっ、ほんとメンドクサー、貸衣装ならこんな面倒くさい事せんですむのに。」


……。(=◇=;)自分で準備する気はサラサラなかったらしい。

じゃぁ、なんで衣装持ち込みとか考えるわけ?

……まじでひいた。


「そんなメンドクサイなら、今からでも貸衣装借りれば?

 喜んで貸してくれると思うよ。(`ε´)」


鼻白んで水を向けてみる。

「それは、お金がもったいないがぁ」

しれっとした顔で姉は答えた。


だったら衣装をそろえるのを手伝えよ。

っていうか。ここまで手間暇かけてる妹に

感謝するという心はないのか。


そういうモノを期待してもなんも帰ってこない。

据え膳投げ箸で育った姉には「やって貰ってあたりまえ」の精神が宿っていた。

三つ子の魂百までも……。


以上、紫雀の体験談でした。

はぁ~っ、やれやれ。

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