ゆうのある日のお弁当
こんにちは 紫雀です
今、住んでいる所は、中学校に給食のない地域です。
おかげで、ここに住んでいるお母さんは、毎日、毎日、
手作り弁当を作るはめになります。
(これは、弁当作りが得意ではない私には、結構つらいです)
はやく、中学生用の給食センターができる事を切に、願っているのですが、
いまだ出来る気配がありません。それもこれもみな、市が貧乏なせいです。(>_<)
おっと、失礼!。本題からそれました。
ある日、ゆうちゃんが所属している合唱部からお手紙がきました。
『お弁当を持参して、学校6時半に集合』
えっ、弁当作って、ロクジハン……。
無理!低血圧の私には、とても無理!
「ゆうちゃん、ごめん、明日、おべんとう作らないから、パン持っていってね」
「えっ、マジで!うん、わかった。買ってくるね(^-^)ノ~~」
何やら嬉々として、パン屋にに駆け込んでいったゆう
「何、買ったの?」
「うん、これ❤」
「えっ、コレ?」
なんと、ゆうの手に握られていたのは、
なんの変哲もない普通の食パンだったのです。
「これ、持っていくの?」
「うん、だって、これ!あの店で一番おいしいんだよ。」
そうだけど、これって……。
わたし、とっても酷い親とかって思われるよね、たぶん……。
次の日、お茶と食パンをお弁当として持っていったゆうちゃん
皆に驚かれたのは、言うまでもありませんでした。
ははっ、私ってこんな人です。σ(^_^;)
おしまい