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バレンタインの話


こんにち、紫雀です。


子供が小学校一年生の時の話です。

その日はバレンタインでした。

学校から帰ってきた長女の通学用に使うカバンを開けると

カバンの中に謎のラッピングチョコがありました。


「何……コレ?」

当時友チョコの風習もまだなかった時代。

子供は一年生、それも女の子です。

いくら、バレンタインでも貰えるはずがない。

なんか、変だな~と思いつつよくよく話を聞いてみると


「あっ、それ?田中君がくれたの。」

「えっ、男の子が?」

まさか、男の子から告られた?(;´Д`)ノうそーんと

思ったら続きがあった。


「田中君が岩田(女の子)さんから貰ったけど、

僕、甘いもの嫌いだからあげるわって言われた。」


素直に貰ってくるとは恐るべし!

色恋を知らン一年生だからできる業だよな~σ(^_^;)。


おませな岩田さんと奥手なうちの子とまだ女心を理解できない田中君。

チョコ受け取ったけどイランと言って他の女の子にあげちゃた現場を見た岩田さん。

彼女にとっては結構な修羅場だよ~。(´д`lll)


うーん。このチョコどうしたらいいんでしょう。

一週間ほどほっといたら幼稚園に通う下の子にいつの間にか食べられてしまった。


さらに一週間後、「あの時のチョコ返して」って家まで岩田さんがやってきた。


ないものはどうしようもないので

「ごめん、食べちゃったから、これ、代わりに持って帰って」

とっ言って、買い置きしていたチョコレートを彼女に渡した。

ものすごーく不満そうだった。


そりゃそうだよね。

好きな男の子の為にわざわざ選んで買ったチョコが

あげるつもりのなかったうちの子に食べられたんだから。


でも、一連のこの事件。結構私には修羅場だった。

バレンタインが修羅場になる事もある。

以上、紫雀の体験談でした。


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