香港旅行始末記 その9
こんにちは、紫雀です。
昨日、今日と雨続きで寒くなってきた米子です。
台風、はやく通り過ぎてほしいです。
さて、香港から日本に帰る飛行機の中、
奇妙な事に気がついた。
行きは満席だったのに、帰りは
左右にある3列シートが何箇所も開いている。
数えてみると12カ所以上
他にも、あちこちに空席がある。
そういえば、弟のお嫁さんがこんな事をいっていた。
『よく、旅行の予約できましたね。
この地震と津波と原発で、日本に進出した
海外企業の社員が香港に非難してきてるんです。
香港のホテルはどこもいっぱいなんですよ。』
( ̄□ ̄;)!!
『非難って・・・日本のライフラインや
食べ物が全部だめになったわけじゃないのに』
『そうなんですよね。日本は小さな国だから、
こっちの人は全部だめになったと思うみたいで・・・』
えーっ、えーっ、えーっ
なんか、悔しい!
これぞ、風評被害!
ふん、まあいい、どうせ、日本に暮らしてた人じゃないんだから
自国にさっさと帰ればいいのだ!!と思った
そして、海外から来たボランティアの方々を改めて、あり難いと思った。
4時間のフライトの後
やっと、関西国際空港についた。
海外旅行としては、まだ、短い方
途中、昼の機内食が出たが、口にあわなかった。
日本食、食べたい。
私は、根っからの日本人だなと思う。
関空についてから、検疫、入国審査の後
ターンテーブルの所に行って荷物を受け取り
税関を通って、国際線到着ロビーにようやく行くことができる。
エレベーターの周りに設置されたイスに座って一息ついていると
同じツアーで帰ってきた大阪育ちのおばちゃん二人が声をかけてきた。
「今日、帰んの?」
「はい、鳥取まで」
「そうか、遠いなぁ、あら、それどしたん?」
カートに載せてあったビニール袋に入ったままの
スーツケースを見ていった。
「香港の空港で壊されちゃって」と母
「アラぁ、ほんとー、保険かけてた?」
「いいえ、大丈夫だろうと思ってかけてなかったんです」
「そうかぁ、でもね、こういうの航空会社が責任持つはずなのよ~
ちょっと、税関のところに戻って話してきたら?
泣き寝入りすることないって」
頼もしいアドバイスだった。明らかに旅なれている。
お言葉に従って税関まで戻り、事情説明して中に入れてもらった。
そして、JALのサービスカウンター(?)へ案内された。
「どうされましたか?」
カウンターの受付嬢は、にこやかな笑顔でこういった。
香港空港でスーツケースが壊されたことを伝えると、
旅券、パスポート、利用した航空会社を確認して書類を作成した。
あざやかな手際
さらにビニールをやぶり、ケースを見てどこが壊れているかを認識
スーツケースの修理を依頼する書類を作成していた。
その後、一枚の書類と「着払いの宅配用の紙」を渡された。
行き先は広島、〇〇かばん修理専門店となっていた。
「費用は一切かかりません。この修理のお店へスーツケースを
送って下さい。修理が終わったら向こうから送り返してきますので」
との説明だった。
よくあることなのか、私の後ろに
別な便で到着した老獪な感じのおじいちゃんが革でできた
高級な旅行かばんについた傷をいとおしそうに指でなでつつ
ぶつぶつを文句言ながら、順番を待っている。
「ここに傷が出来てなぁ、ここの傷がなぁ、直してもらわにゃいけーん」
ちょっと、可笑しくなった。
だって、傷はそこだけじゃない。何度も使用したのか
細かい傷が他にもたくさんついている。
笑いそうになるのをコラエながら、その場を後にし、皆のところへ戻った。
続く




