↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
57/124

香港旅行始末記 その9


こんにちは、紫雀です。

昨日、今日と雨続きで寒くなってきた米子です。

台風、はやく通り過ぎてほしいです。


さて、香港から日本に帰る飛行機の中、

奇妙な事に気がついた。


行きは満席だったのに、帰りは

左右にある3列シートが何箇所も開いている。


数えてみると12カ所以上

他にも、あちこちに空席がある。


そういえば、弟のお嫁さんがこんな事をいっていた。


『よく、旅行の予約できましたね。

 この地震と津波と原発で、日本に進出した

 海外企業の社員が香港に非難してきてるんです。

 香港のホテルはどこもいっぱいなんですよ。』


( ̄□ ̄;)!!

『非難って・・・日本のライフラインや

 食べ物が全部だめになったわけじゃないのに』


『そうなんですよね。日本は小さな国だから、

 こっちの人は全部だめになったと思うみたいで・・・』


えーっ、えーっ、えーっ

なんか、悔しい!


これぞ、風評被害!

ふん、まあいい、どうせ、日本に暮らしてた人じゃないんだから

自国にさっさと帰ればいいのだ!!と思った


そして、海外から来たボランティアの方々を改めて、あり難いと思った。


4時間のフライトの後

やっと、関西国際空港についた。


海外旅行としては、まだ、短い方

途中、昼の機内食が出たが、口にあわなかった。


日本食、食べたい。

私は、根っからの日本人だなと思う。


関空についてから、検疫、入国審査の後

ターンテーブルの所に行って荷物を受け取り

税関を通って、国際線到着ロビーにようやく行くことができる。


エレベーターの周りに設置されたイスに座って一息ついていると

同じツアーで帰ってきた大阪育ちのおばちゃん二人が声をかけてきた。


「今日、帰んの?」

「はい、鳥取まで」


「そうか、遠いなぁ、あら、それどしたん?」

カートに載せてあったビニール袋に入ったままの

スーツケースを見ていった。


「香港の空港で壊されちゃって」と母

「アラぁ、ほんとー、保険かけてた?」

「いいえ、大丈夫だろうと思ってかけてなかったんです」


「そうかぁ、でもね、こういうの航空会社が責任持つはずなのよ~

 ちょっと、税関のところに戻って話してきたら?

 泣き寝入りすることないって」


頼もしいアドバイスだった。明らかに旅なれている。


お言葉に従って税関まで戻り、事情説明して中に入れてもらった。

そして、JALのサービスカウンター(?)へ案内された。

「どうされましたか?」

カウンターの受付嬢は、にこやかな笑顔でこういった。


香港空港でスーツケースが壊されたことを伝えると、

旅券、パスポート、利用した航空会社を確認して書類を作成した。

あざやかな手際

さらにビニールをやぶり、ケースを見てどこが壊れているかを認識

スーツケースの修理を依頼する書類を作成していた。


その後、一枚の書類と「着払いの宅配用の紙」を渡された。

行き先は広島、〇〇かばん修理専門店となっていた。


「費用は一切かかりません。この修理のお店へスーツケースを

 送って下さい。修理が終わったら向こうから送り返してきますので」

 

との説明だった。

よくあることなのか、私の後ろに

別な便で到着した老獪な感じのおじいちゃんが革でできた

高級な旅行かばんについた傷をいとおしそうに指でなでつつ

ぶつぶつを文句言ながら、順番を待っている。


「ここに傷が出来てなぁ、ここの傷がなぁ、直してもらわにゃいけーん」


ちょっと、可笑しくなった。

だって、傷はそこだけじゃない。何度も使用したのか

細かい傷が他にもたくさんついている。


笑いそうになるのをコラエながら、その場を後にし、皆のところへ戻った。


続く

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。