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歳月って……

こんにちは、紫雀です。


一年ほど前の事、叔母が亡くなり葬式がありました。

その葬儀の時に話しかけてくる50代の男性

……誰?この人……うーん、思い出せん……。


親しげに話しかけてきて、私の事「ちゃん」付で呼んで来るのです。

この親密さ加減、親戚?もしかして従兄弟?でも、誰よ!わかりませーん(^_^;)

適当に親密さを保って彼の名を聞き出そうと努力したけど、

名乗ってくれない。

本当に困った。


「お母さま、お元気ですか?」

「うん、元気だよ」

「あっ、そうなんだ。皆さんは」

「うん、元気元気」

だめだ.....全くわかんなーい(;^_^A


そして、彼はこうのたもうた。

「あっ、そうそう、母から夏ミカン預かっているから貰ってくれ。今すぐ渡すから」

ええーっ、ちょっとー(´□`。)

誰かわかんない人から貰ったらうちの母が困るでしょ。

受け取れないよー(;´Д`)ノと心の中で脳内修羅場!


「ごめんねー。後で母が葬儀に参加するっていってたから

 来てから直接渡してやって」

と言って母が来るまで待って貰った。


後でやってきた母は彼を見て言った。

「あらっ、アキラ君、お久しぶりね」


げっげっ、アキラ?10歳以上離れた本家の長男じゃん。

よく遊んでもらった頃の彼は高校2年生。

スリムでカッコよかった。

現在は髭を蓄え、体躯も二倍になってるしー。

貫禄つきすぎ。なんでちょい悪オヤジ風になってんのぉー。


結婚式の辺まではカッコよかったよ、うん……。


「ゴメン、アキラ君ってわかんなかった」

「えーっ、わかんなくって、あの対応?」

種明かしをした後で彼に呆れられた。


でも、本当にわかんなかったんだもん。

……歳月ってすごい……と思った。

以上、紫雀の体験談でした。


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