フランスのホテルにて! 目が点になった話
こんにちは 紫雀です。
二十代の頃のお話です。
昔、紫雀はゴルフ場に勤めていたのですが
仕事を一旦やめた時に、欧州歴訪七か国の旅にでました。
スイスをはじめ、ギリシャ、イタリア、オーストリアなどを巡り
最終日、フランスでの出来事,凱旋門、ベルサイユ宮、ルーブル美術館などを鑑賞した後、
ホテルで一泊しました。
外国人にとって、日本人の年齢というのは非常に分かりにくいらしく
大抵の日本人は実年齢より、若く見えるようです。
その日は、とても早くホテルにチェックインしたので、ものすごく時間が余りました。
夕食までに時間が結構長い。部屋で過ごすのも退屈です。
英語もフランス語も解らないのでホテルの外に出る勇気はありません。
そこで、下のロビーに降りて人間観察をすることにしました。
部屋から出て、階下行きのボタンを押して
降りてきたエレベーターに乗り込むとすでに中には先客が一人いました。
背の高い黒人さんで背広をびしっと着込んだダンディな男の人でした。
彼は乗り込んできた私を見て「WOw」と小さく呟き
穴のあくほど見つめた後、一言おっしゃいました。
「Japan Girl is Beautiful」(日本の少女は美しい)
なぜ、日本人とわかったのかも謎です。
当時私はガールという年齢ではなかったのですが
日本語でもめったに聞かない惜しみない称賛に気を良くし、
ふんわりしたツーピースのスカートのすそを持ち上げ
彼に対して優雅に西洋風のお辞儀をしました。
「ありがとう」というのも気恥ずかしかったのです。
一階についたのでエレベーターから降り彼とはそこで別れました。
なんなの、紫雀さん。自慢?ただの自慢なの?
いえいえ、本題はこれからです。
ホテルの外の食堂でツアーグループの食事を終え
各自がバラバラにホテルに戻ってきたときの事です。
同じツアーできた3人のおば様の部屋の前で
途中から一緒についてきた二人の男の外人さんと
何やらトラブっている模様。
一人のおばさんが私を見つけて助けを求めてきました。
でも、私は英語ができません。
下手な応対もできないので、自室に帰り
フロントに電話してツアーガイドに助けを求めました。
大急ぎでやってきたツアーガイドさん
二人の男性と話をしてなんとか部屋の前から帰って貰いました。
その後、ツアーガイドはその場いた全員に説教をたれたのです。
「日本人はにこにこしすぎです。よろしいですか。皆さん、
さっきの男性は余りにも皆さんが、にこにこされるので誘っていると思ったそうです。
皆さんを娼婦と勘違いしたのです。ツアー中、解らない言葉だからといって
あまりにこにこしないようにして下さい。」
えええーっ、……娼婦???
驚きのあまり目がてーん( ;゜─゜)
文化の違いか……?∵ゞ(≧ε≦o)ぶ!
いや、笑ってはいけない。娼婦とかん違いされた有閑マダムな皆様は
どうみても60代、どこの国でもとっくに色んな意味でリタイアしてるだろ……。
娼婦って言うのにも驚いたけどそれ以上に日本人って若く見えるんですね^^
もう……時効だろうと思って蔵出ししてみました。
以上、紫雀の体験談でした。