サバの味噌煮事件
こんにちは 紫雀です。
最近、近所のスーパーで「夕市」というのをやっています。
時間制限つきで、旬の魚を安く売ってくれ、
しかも二枚、三枚おろしという特典がつきます。
私のような料理音痴にはありがたいサービスです。
魚は日替わりなので、何が安くなるのかはわかりません。
今日の魚は、と覗き込むと、鮮紅色も麗しい「サバ」が
トロ箱いっぱいにならんでいました。
「今日は……サバ」
買うのをあきらめました。
結婚して13年になる我が家の食卓に上らない料理。
それは、サバの味噌煮なのです。
えーなぜ?と思われた方もいるでしょうが事実です。
結婚当初、花も恥じらう初々しい奥様だった私が最初に作った料理、
それはサバの味噌煮でした。
『うーん我ながらおいしく出来た』と喜んで、
うきうき気分で夫の帰りを待ちました。
そして、帰宅して食事を始めた夫の一言
「このサバ、カンズメか?」
カンズメ……カンズメ……カンズメ……。
頭の中にエコーする「カンズメ」の文字。
以来、我が家の食卓にサバの味噌煮がのぼることはなくなったのでした。
でも、最近、中学生の娘が
「サバの味噌煮」作ってとせがむようになりました。
また、挑戦してみてもいいかな、思う今日この頃です。