一期一会
こんにちは、紫雀です。
我が家には今治タオルが多数ある。
100円ショップのタオルも有ったりするのですが
圧倒的に多いのは今治タオルでございます。
それはなぜか。
気が向いた年には今治のタオルフェアに行くからなんですね。
見本やセット外れ、正規品を格安の値段で売り切ります。
年ねん人気が上がり大人気の企画。
2017年の今年は10月20日・21日にありました。
この日に四国を襲う台風21号、
あー、土砂降りのあめ~私の肩を抱いて包んで降り続くの~(水色の雨)
だが、しかし
今治タオルの人気はこんなものではびくともしなかった。
ものすごい雨脚にも拘わらず、引きも切らないお客様の群れ!
駐車場スペースを探すのがもー大変!。
まぁ、当然と言えば当然だよね。
正規品2000円のバスタオルが500円くらいで売られてたりする。
片手に傘を持ちながら、片手にタオルが大量に入った大袋を持って、
露店から離れて、建物の中の休憩スペースで休んでいると
相席になったおばあちゃんに話しかけられた。
「あんたさん、どこから来られたの?」
「鳥取県です。地元の方ですか?」
「いや、隣の島根だがね。」
島根と聞いて途端に親近感がわく。
「ああ、身内みたいなもんですね^^」
「昨日、今治に来てタオル買って、今日もこんだけ買ったんよ」
見せられたのは机の上に並ぶ5袋分の大袋。
昨日も買ったって?昨日はフェアをやってなかったから
正規品を買ったっていうことか。
フェアの事はお店で聞いたのかな。
「すごい量ですね」
「いやいや、うちの孫、まだ買いようるで。」
「まだ、買ってるんですか。(^o^;)
でも、身内へのお土産用ならそれも納得ですね。」
今治タオルのブランド名は伊達じゃない。
他のタオルとは持ちが違うし、仕上がりが上品だ。
お土産品には最適だろう。
買い物を終えた旦那様がやっと露店から帰ってきた。
「連れが来たので失礼します。相席ありがとうございました。」
一礼して席を立つ。
帰り際におばあさまは仰った。
「気ィつけて帰りんさい。雨ふっとるけーな」
「おばあさまもお気を付けて」
笑顔でわかれ、会場を後にした。
一期一会、
方言交じりの心遣いが嬉しい。
以上、紫雀の体験談でした。