表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/124

一期一会

こんにちは、紫雀です。


我が家には今治タオルが多数ある。

100円ショップのタオルも有ったりするのですが

圧倒的に多いのは今治タオルでございます。


それはなぜか。

気が向いた年には今治のタオルフェアに行くからなんですね。

見本やセット外れ、正規品を格安の値段で売り切ります。

年ねん人気が上がり大人気の企画。


2017年の今年は10月20日・21日にありました。


この日に四国を襲う台風21号、

あー、土砂降りのあめ~私の肩を抱いて包んで降り続くの~(水色の雨)


だが、しかし

今治タオルの人気はこんなものではびくともしなかった。

ものすごい雨脚にも拘わらず、引きも切らないお客様の群れ!

駐車場スペースを探すのがもー大変!。


まぁ、当然と言えば当然だよね。


正規品2000円のバスタオルが500円くらいで売られてたりする。

片手に傘を持ちながら、片手にタオルが大量に入った大袋を持って、

露店から離れて、建物の中の休憩スペースで休んでいると

相席になったおばあちゃんに話しかけられた。


「あんたさん、どこから来られたの?」

「鳥取県です。地元の方ですか?」

「いや、隣の島根だがね。」


島根と聞いて途端に親近感がわく。


「ああ、身内みたいなもんですね^^」

「昨日、今治に来てタオル買って、今日もこんだけ買ったんよ」


見せられたのは机の上に並ぶ5袋分の大袋。

昨日も買ったって?昨日はフェアをやってなかったから

正規品を買ったっていうことか。


フェアの事はお店で聞いたのかな。


「すごい量ですね」

「いやいや、うちの孫、まだ買いようるで。」

「まだ、買ってるんですか。(^o^;)

でも、身内へのお土産用ならそれも納得ですね。」


今治タオルのブランド名は伊達じゃない。

他のタオルとは持ちが違うし、仕上がりが上品だ。

お土産品には最適だろう。


買い物を終えた旦那様がやっと露店から帰ってきた。


「連れが来たので失礼します。相席ありがとうございました。」


一礼して席を立つ。

帰り際におばあさまは仰った。


「気ィつけて帰りんさい。雨ふっとるけーな」

「おばあさまもお気を付けて」


笑顔でわかれ、会場を後にした。

一期一会、

方言交じりの心遣いが嬉しい。


以上、紫雀の体験談でした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ