山陰冬の味覚
こんにちは、紫雀です。
山陰の冬の味覚といえば、いわずと知れた松葉ガニです。
このカニ石川県(加賀)の方では越前ガニと呼ばれているらしいです。
次女は、この松葉ガニが大好きです。
でも本物は高価、地元の人はそんな高いものは食べずに
もっぱら、脱皮して間が無い、若松葉と呼ばれるかにを食べます。
値段も安く、身がはずしやすく美味しいです。
今すんでいるところは港が近いため、生きたまま売られていることが多いです。
しかし、次女が幼稚園の時に、このカニを料理するのは大変でした。
生きたカニに包丁を入れようとすると台所にやってきて
「だめぇ、カニさん、生きていてほしいの!!」
と泣き喚く。
仕方なく、焼きガニをあきらめてカニを丸ごと鍋で
ゆがこうとするとコンロの前に立ちはだかり、
「火をつけちゃだめぇ」
と言って、阻止しようとする。
……これ、今日の夕食なんだけど……一体どうすればいいの?
ひと悶着あった後、なんとか、カニをゆでることに成功
「はい、カニ食べて」
次女はこっくり頷くと、カニを食べ始めた。
でも、でも、しゃっくりを上げながら食べるなよー(((゜д゜;)))
なんか、自分がとても極悪非道な人間に思えてくるでしょ。
ハァ……。
やれやれ……おかげで
いまでも、カニを料理する時は、罪悪感を覚えます。
以上、紫雀の体験談でした。