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ドラゴンメイル  作者: 高木 シグ
2/2

はじまりとはむえん

昔々人間と魔族がいた。魔族は少数派で人間が戦争などを始めるようになり更に減った。ドラコンを除いては。

ドラコンは人を食い町を壊した、しかしついにドラコンも絶滅させることの出来る魔法使いが現れた。

ドラゴンを倒した魔法使いはその呪いで子孫永劫ドラコンになってしまった……




現代、日本。

大昔に魔族と呼ばれる種族がいたとされる世界。

周防茜は魔力管理局の局長室を後にしたところだった。

「はぁ……」

そろそろ現場に戻って来いとは……

確かにここ最近の聖霊の様子も不安定だし、めんどくさい連中がうろちょろしてるのもわかるが。

色々あったのだ、もう少しほっといてほしいものだ。

長官室があった最上階のフロアから一階降りる。1年ぶりに顔を出すせいか、調聖師やただの事務員まで驚いた顔、もしくは期待を寄せる顔で振り向く。

少し顔が売れ過ぎてしまったか……

周防茜と言う名は魔力管理局の中では知らない人間はいない。

魔族は大昔に滅んだが魔力の源となる聖霊はまだ存在する現代では、魔力などが車などを動かすエネルギーとして使われている。そして、その聖霊の調整役こそが調聖師と呼ばれる魔力庁の職員である。

周防茜はどちらかというと、魔法エネルギー関連のトラブルを処理する方だ。

過去には戦争で魔力兵器が量産されたりもしたし、そういったテロ組織も存在する。さらには聖霊が制御困難になって暴走した場合の処理までもだ。

人間は魔力を持ってないため、どうしても現代でも存在する聖霊をエネルギー源にするしかないのだ。

しかし必要とされているなら仕方ないと、周防を気を引き締めて復帰後最初の任務に着くことになった。



魔力管理局復帰後初めての指令はとある危険魔力生物を東京に護送することだった。

周防茜は郊外の魔力管理局が所有する実験施設に来ていた。

この研究施設は帝国陸軍の魔力研究所をそのまま引き継いだ形となっており、魔力管理局とは比較的独立した体制となっていた。

その為極秘の研究やきな臭い噂が後を立たない。

本局では詳細な任務内容も教えられず行ったら行ったで所長室に通され、魔力管理局の最高責任者である、小見波 秋葉が待ち構えていたという事からとうとうただ事ではないと思った。


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