僕のステータスは異常なのですか?
雄大の年齢を変えました。
「では、ちょっと待ってくださいね。『彼の体をを癒したまえキュアポイズン』!」
ルーはその言葉と共に手を雄大に向ける。すると体が軽くなったように感じた雄大。
「わぁ~!すごい!凄いよルーさん!体の怠みが消えたよ!」
「それは良かったです」
「なぁ、今のでホントに風邪が治ったのかよ?」
「うん!」
「そうか、それならいいんだけどよ、けど今度からは風邪をひかねーように気を付けろよ?」
「はい!」
「あれ?私の見間違いかな?雄君が私より亜澄ちゃんの言っていることに素直な気がするよ」
「気のせいじゃない?」
「気のせいだろ」
「ほら!ほらほら!なんか仲良くなってるよね!ルーちゃん!」
「えっ!私ですか、うーん?気のせいじゃないですか?」
「ルーちゃんまで!?私に味方はいないの!?」
『さあ?』
「ハモッてるじゃん!超仲良しじゃん!」
「うるさい!」
由実果のあまりのうるささに、また亜澄が切れた。
「うわあぁ!頭が!頭が~!!」
「うわぁ、あれは絶対に痛いな」
そのままたっぷり一分間亜澄のアイアンクローがきまり悶絶する由実果である。
「さて、由実果はおいといて案内してくれるか?姫さんよ。姫さん?」
「はっ、はい!こちらです!亜澄様!」
「ん?なんか怯えるようなことあたししたかな?」
「充分だと思います」
「?」
一方勇者達は、騎士の案内により国王のいる場所に案内されていた。
「ここに来てくださったことを感謝すをる勇者方。」
「好きで呼ばれた訳ではないけどな」
「そんなこと言うもんじゃないぞ、戒斗」
「けどよお、実際そうじゃねえか」
「確かに僕もそう思うが口に出して言うもんじゃないと僕は思っている
」
「悠吾は相変わらず優しいねえ、そういうところがモテるんだろうなあ」
「そんなことはないよ、僕は由実果以外に興味はないよ」
「はあ~、お前は変わってるよ。告白して振られてもまだ諦めねえんだからよ」
「戒斗、それは違うよ、きっと由実果は恥ずかしくてつい断ってしまったんだよ」
「ホントにお前はお前だよ」
そういって首をふっている戒斗。
「どういう意味だ?」
「どう意味でもねえよ。」
「?」
「ふむ、そろそろよいかの、勇者達よ」
「え?あ!はい!」
「では、話そう、勇者達を召喚した理由を」
五百年程前のことです。私達人間族は魔物達とギリギリな戦いをしておったのです。そんな戦争ばかりが続く日々にとうとう狂ってしまった人が現れ始めたのです。はじめは一人だけだったのですがいつの間にか二人、三人と増えてきたのです。そしてその者達はあろうことか邪神を崇拝しはじめたのです。ある日その者たちは我々王国に牙をむいたのです。その者たちは邪神様へのイケニエダ!といって襲いかかってきたそうなのです!そして我々王国の兵は千人も失ってしまったのです。何故そんな被害がでた理由は多々あると言われています。我々が知っているのは邪神を崇拝するものが三千人もいたそうなのです。
そんなある日、日蝕があったのです。日蝕はこの世界では魔の者が強くなる日といわれていましてな。そんな日蝕の日に邪神を崇拝するものたちの幹部を残したすべての者達が死んだのです。そしてその贄を使い邪神は力を得たのです。邪神は約五千人の死体とドラゴンの死体を使い魔王をと呼ばれる存在を作ってしまったのです。魔王の存在は圧倒的でした、魔王は次々と気に入った魔物を魔人化させていったのです。ですがその時!神様の言葉を初代国王様が聞いたのです!『勇者を召喚せよ』と!そして我が王国は勇者様を召喚しなんとか勝ちました。が、完全には倒しきれず封印という形になってしまったのです。
「そうして今まで大人しかった魔族が最近になり動き始めたのです。」
「一体どうして動き始めたと分かったのですか?」
「それは一年程前に隣の国が魔族の襲撃を受けたからなのです。」
「襲撃?」
「はい、そこでSSSランクの冒険者が追いつめてはかせたそうです」
「そうですか、でもそれを聞いた限り私達が魔族と戦うための力がないのでは?」
「問題ない、勇者様方は此方の世界へと渡るさいに力を得るといわれているのです」
「そうなのですか?ですが確認する手段がないと思うのですが?」
「問題ありませぬ、ステータスと言ったらその者のステータスが現れるのです。言ってみてください。」
「では、ステータス!」
他の勇者達も口々とステータスと唱える。
「うわ!すげえよ、ホントにでた!」
「ホントだ!」
「皆さんの中に勇者の称号がある方はいますか?」
「はい!僕の職業が勇者です」
この時手をあげたのは悠吾である。
「そうですか!もしよろしければ見せてもらっても?」
「はい、いいですけどどうしたらいいんですか?」
「可視可と言うとでますゆえ」
「可視可!」
ステータス
名前 加藤悠吾
種族 人間
性別 男
年齢 17
職業 勇者
レベル 3
HP550/550
MP400/400
筋力600
耐久500
敏捷700
精神500
器用300
スキル
剣術Lv2
光魔法適性Lv1
異世界言語理解
固有スキル
聖剣Lv1
称号
異世界からきた者・勇者
加護
人神の加護
「おお!流石勇者様!ステータスが高いですな!」
「高いのですか?」
「ええ!この世界の平均ステータスは100位ですから!」
「おお!流石悠吾だ!」
「やっぱり悠吾君が勇者だよねえ!」
「人望が厚いですな勇者様。」
「ええ、ちょっとまあ」
「おっ、遅くなりましたー!」
その時、広間に中学生位の子供の声が響いた。
「ハァハァ、どうしたのエルちゃん?急に走り出して?」
「由実果、おまえさっき私が言ったこと聞いてなかったのか!?」
「失礼な、ちゃんと聞いてたよ!皆が先に行ったから急がないとって…あっ
」
「やっと気づいたか。」
「はい、気付きましたです。ハイ、だからアイアンクローはやめてくださいお願いします!」
「なにいってんだよ?お前」
「お父様、何処まで話されたのですか?」
「ステータスのことについて話していたと頃じゃ。」
「まにあってよかったです」
「私も由実果様達にステータスを聞いてきます。」
「うむ、わかったのだ。」
「由実果様、ステータスといってもらっていいですか?」
「待って待って亜澄ちゃん!ストップ!ストーップ!」
「なんだよ?」
「エルちゃんが何か言ってるからちょっと待って!」
「ん、わかった」
「ふぅー、助かったよエルちゃん、所でどうしたの?」
「あっ、はい、ステータスと言ってもらえますか?」
「わかったわ!ステータス!!」
ステータス
名前 神無月 由実果
種族 人間
性別 女
年齢 17
職業 治癒士
レベル 4
HP400/400
MP600/600
筋力200
耐久300
敏捷350
精神400
器用350
スキル
水魔法Lv1
異世界言語理解
固有スキル
治癒魔法
称号
癒す者・聖女・重度なブラコン・頭が残念な子・
加護
治癒神の加護
「す、すごいです」
「おお~何それ、どーやんの?」
「ステータスと言うんです。」
「言うだけでいいんだな?」
「はい」
「ステータス!」
ステータス
名前 高橋 亜澄
種族 人間
性別 女
年齢 17
職業 拳闘士
レベル 5
HP400/400
MP100/100
筋力600
耐久600
敏捷200
精神300
器用100
スキル
自己治癒・砕拳
固有スキル
魔拳
称号
雄さまラブ・雄さまの追っかけ・文武両道・ツッコミの達人
加護
拳神の加護
「こ、これはまたすごいですね。」
「そーなのか?てかツッコミの達人って絶対由実果のせいだよな?」
「えへへ~」
「誉めてねえよ!」
「あ、あの、僕も見せた方がいいんですかね?」
「あっ、はい!お願いします!」
「で、では、ステータス!」
ステータス
名前 神無月 雄大
種族 最高人類種
性別 男
年齢 11
職業 アイドル
レベル 1
HP2000/2000
MP5000/5000
筋力1200
耐久1000
敏捷2000
精神3000
器用1900
スキル
剣術・HP回復量増加・MP回復量増加・限界突破・歌唱力UP・異世界言語理解
固有スキル
癒しの歌・戦いの歌・悲しみの歌・魅惑の歌・冷酷な歌
称号
世界のアイドル・最強のアイドル・勇者・引き寄せる者・異世界のアイドル(0%)・男の娘
加護
全知全能神の加護
「んな!?」
「おお!流石雄くん!」
「ゆ、雄さま!?」
「えっ?えっ?なに?僕のステータスなんか変かな?」
どうでしたか?