風邪をひいちゃいました
風邪とはウィルスによって呼吸器をおかされて起こる一種の病である。そんな病にこの物語の主人公である神無月雄大|【かんなづき ゆうだい】(17歳)はかかっていた。
「ゲホッケホッ!あ~最悪だ~お客さん達期待してくれてたのに、それにPさんも本気で歌っていいっていってくれたのになぁ、はぁ~」
ここまで聞いて勘のいい人ならわかるだろう。雄大は僅か17歳で国民的アイドルなのである。その為彼のライブを楽しみにしている人は大勢いるのだ。それに加え全国ライブの最終日なのだから大きい会場で行われるはずだったのだ。
「やっぱ雨降ってるのに歌ったのがまずかったのかなぁ?」
♪~
♪~
「ん?誰だろう?」
『☆姉さん☆』
ピッ
「もしもし、どうしたの姉さん?」
『あっ、雄大?たすけて~!』
「どうしたの!?」
『水着を部屋にわすれちゃったのよ~(泣)』
「何があったと思ったらそんなことかよ!心配して損したわ!」
『そんなことってなによー、今度忘れたら7時まで居残りしろって言われてるのよ!』
「ドンマイ姉さん」
『お願いします!持ってきてください!』
「え~俺風邪ひいてるんだけど」
『持ってきて!こないだ私が風邪ひいてるときに忘れ物持っていってあげたでしょ!』
「でもあれは姉さんが無理や『お願い!』り…あ~もうわかったよ!持っていくよ!」
『ありがと~』
こうして雄大は姉がいる高校、峰月高校に行くことになったのであっだ。