変化2
誤字脱字ありましたら、報告よろしくお願いいたします。
昼飯を食べ終えた後、疲れたと言って部屋にこもって自分のことを考えていた。
今までアマレーゼ義姉さん(19才)をエロい目で見たことはない。本当だよ。
9才だったし、前世の記憶もなかったし、今は前世の人格をベースにアムルとしての記憶がある。
時系列でいうと鼻毛実の37年の人生の後に、アムル少年として生きた9年間から、四日前に2つの人格がいっしょになって統合された。
考え方や感性は前世(名前はもういわないよ)のほうが割合が多い。感情は逆にアムルの時のほうが強いので、周りは病気から快復したら急に変わったと感じているか。病気のせいで身体と共に精神も成長したとでも思っているのかな。
これからどうしやふ?
チートでないと分かった以上は、ヘルムート兄さんのような俺TUEEEE系の生き方はできない。
ならば、内政チートとか出来るわけがない。貴族に産まれるどころか、コネもない。
実家は薬屋だし、それに跡継ぎもレムルート兄さん(20才)に決まっている。
将来は自分の力で切り開いていくしかないな!!
さて何をしようかな。
この村で1番ポピュラーな職業は宿屋だ。
冒険者が沢山集まるこの村では、ハズレなしの安定した職業だけど、強豪他社の蠢く魑魅魍魎の世界だ。
俺がやるときには、更に厳しくなっているはずだからパスだ。
そうなると、手に職をつけるか、人の遣らないスキマ産業を見付けるしかない。
まあいい。まだ時間があるから、村の現状を見回ってから決めよう。
ガリガリだから、少しは筋肉つけないとな。素振りでもしておこう。
それにしても、俺は兄嫁をエロい目でみるような人間だったか?アイドルにしか興味のないオタクだったのに、握手会時も紳士的な対応しかしていなかった。極めて善良な存在だったはず…。
アレッ?
アイドルに興味があるということは、綺麗な女の子が好きということだよな…
紳士的だったのは、嫌われたくなかっただけでは…
アレッ?
アレッ?オカシイゾ。
俺は結構なミーハーで表にださないだけで、結構な女好きだったかもしれない。
そんなはずはない。ないと思う。ないよね。ないのかな。
うん。 ナイコトニシテオコウ。無いことにしてください
そしてその事が、この世界に新たなスキル[らっきぃすけべ]をあの時にアマレーゼ義姉さんがあいてに、俺が誕生させた気付くのはずっ~と後になってからである。
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