変化
教会から家に帰ると、母親のタバサ(38才)がちょうど昼飯の用意していた。
「あら。何処に行っていたの?
病み上がり何だから、あまり無理をしないでね」
「教会に行って、スキルを確認してきたんだよ。
新しく農業スキルlevel1を獲得していたよ。
母さんは、急に小さくなったね。
どうしたの?」
なんか知らんが、急に母さんが小さく見えるな。
前世の記憶が蘇ったから、今までと違うように見えるのかな?
「何を言ってるのよ。アムルが大きくなったんでしょう。
まだ、自分の変化に気付いないの?
水鏡でも見てきなさい」
急いで風呂場に行き、水鏡用の桶に水をはってと覗きこんだ。
そこには、見慣れない細長の顔した(水鏡に映ってることは本人で間違いないよな)自分がいた。
身体のほうは、どちらかというとポッチャリ体型だったのにガリガリになっている。
オイ!オイ!骨と皮しかないぞ。
神父様はよくこれで俺のことが分かったな。
すごいぞ。神父様。
マジ。ソンケイダワ
アハハハ…ハハ…
現実逃避をしていると、若い女性の声がした。
「アムル君。何をぼーっとしているの?
せっかくお義母さんが、用意してくれた昼飯が速く来ないと冷めちゃうわよ」
振り返って見ると、金髪碧眼の綺麗というより可愛い感じの二十歳前後の女性が、心配そうにこっちを見詰めていた。
そうだ。この人は1番上の兄のレムルート兄さんのお嫁さんのアマレーゼ義姉さんだ。
怪訝な顔して動かない俺の額に顔を近づけてきて、小さい子どもにするようにオデコで熱を測ってきた。
イイニオイかするけど、恥ずかしいから焦ってアマレーゼ義姉を両手で引き剥がした。
「 イヤ。あの~その~え~と
急に顔とか身体が細くなっていて、その~
目に映るものも違って見えているしね。
だから、アノね。
(沈黙) …………」
「きっと大丈夫よ。
急に大きくなっちゃたから、心配だと思うけど慣れるまでの我慢よ
身体だって、きちんと食べていたら元に戻るわよ
アムル君の場合は、ほどほどにしておかないといけないけどね」
笑顔で慰めてくれるアマレーゼ義姉さんをよそに、俺が肩に両手を置いているので、胸元が少しユルくなってしまい、胸の谷間がいい感じになっているな。
エロ目線を向けていた。
読んで頂きありがとうございます。
仕事が忙しいので、更新が出来ないかもしれません。
なるべく1日1話は更新していきたいので頑張ってみます